「たじみDMO」統合記念講演 ~楽しい話題であふれる多治見を、未来に~
6月30日(木)開催の「たじみDMO 統合記念講演」には、大変多くの方にご来場いただきました。温かい激励の言葉を頂戴し、スタッフ一同、改めて身の引き締まる思いです。このまちを愛する “まちの応援団”で会場が埋め尽くされる様子は、多治見の未来は明るく、これからますますおもしろくなっていくことを予感させます。多治見の佇まいを汲んだ取組みを、このまちに暮らす皆さまと共に進めていきたいと考えています。
組織統合して変わること、変わらないこと

2022年4月に多治見まちづくり株式会社と株式会社華柳、多治見市観光協会の3つの組織が統合し、新生「多治見市観光協会(愛称:たじみDMO)」として船出を果たしました。それぞれの組織が取り組んできたことを、リソース(お金や人)を合わせて、力を注いでいきます。
まちづくり×観光
まちなかを観光対象に、観光の発信拠点がまちなかに

小口「これまでの企画は更にブラッシュアップし、今後については、空き不動産を魅力的な場にすることで、行きたい“何か”が、会いたい“誰か”がいるまちになることを目指したい。そして、それぞれに必要な情報を届けていく。このような取り組みを組み合わせることで、多治見の資源がしっかりと残り、そこに引き続きお客様が来てくださるような良い循環をつくりたい」
多治見の良いとこ探しと発信を一緒にやりましょう
小口「まちづくりの師匠から言われた言葉がある。“まちづくりというのは、地域の中にハッピーをつくっていくこと”。今のことだけではなく、この先にしっかりつないでいけるように、我々が担えることを一生懸命やっていきたい」
- 補助金について聞きたい方
- 虎渓用水広場を使ってイベントをやってみたい方
- お店を出したい方
- ヒラクビルを使って、まずは1日限りのお店を出してみたい方
ぜひご相談ください。どんなサポートがうれしいか、どんなデータがあると皆様のお役に立てるのかなど、お聞かせください。困った時に「DMOに行ってみよう」そんな風に頼ってもらえるような組織になれるよう、力を尽くしてまいります。
多治見のまちは「空気」がすごく良いと感じた
小口COOによる発表のあとは、香川県高松市仏生山地で建築設計を本業としながら、家業の温泉を運営する岡昇平さんの講演が行われました。岡さんは、まち全体を旅館に見立てるというユニークな構想「仏生山まちぐるみ旅館」を10年がかりで進めていらっしゃいます。
開口一番、岡さんは「まちの‟空気”がとても良い。そして、たじみDMOの雰囲気、こういう空気感のまちを良くしていこうとしているチームを僕はあまり知らない。いろいろなまちを見てきたけれど、すごく良い印象を持った。今後、可能性しか感じない」と力強いエールをくださいました。
まちぐるみ旅館とは?
「まちも旅館も衣食住を担うという意味では本当は同じ。衣食住の機能がひとつの建物に入っているのが旅館。衣食住の機能が地域に分散しているのがまちと呼ばれているだけ。どちらも‟暮らし”のことなので、まちを旅館に見立てるのはとても自然なことだった。点として存在しているものを線で結び、面をつくっていく。集まることで魅力を高めていく。健康的なまちがもつ構造と同じだと思う」やわらかい口調で会場に語りかける岡さん。まちを変えようとするのではなくて、まちの見方を変えることが大切、という言葉が心に残りました。

最後に、今回司会を務めてくれたまちづくりゼミの多治見高校2年生の皆さん、ありがとうございました。また、様々なメディアにも取材をしていただきました。重ねて御礼申し上げます。
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