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お知らせ こと  2024.09.19

やきもののまち 東美濃を舞台としたアートプロジェクト「ART in MINO 土から生える 2024」が10月18日から開催

あっつう度

やきもののまち岐阜県東美濃エリアでアートプロジェクトが始動!2024年10月18日(金)からスタートする 「ART in MINO 土から生える2024」は、多治見・土岐・瑞浪の3市を横断した6つの特設会場で「土」をテーマとした展示を行われます。

 

アートプロジェクト「土から生える」とは?

2008年の「土から生える」の展示風景(瑞浪市・大川採土場)

「土から生える」のはじまりは、遡ること16年前。国際陶磁器フェスティバル美濃の開催とあわせて2008年に実施されました。やきもの産業の現場や陶芸作家の陶房などで展示を行い、作品群は場に息吹を与え、五感を通して産地を感じさせる展覧会となりました。

 

 2008年の開催時は10人のアーティストとともに15日間の展示を実施。しかし、ふたたび同プロジェクトが開催されることはなく、作品のアーカイブにも至りませんでした。当時の概要を知った若手メンバーが立ち上がってプロジェクトの再始動を後押し。2024年の開催につながりました。

 

 

「土から生える」を立ち上げたギャルリ百草 主宰・陶作家の安藤雅信を芸術監督に、名古屋造形大学教授の高橋綾子を監修に迎え、新町ビル・図濃の水野雅文が実行委員長を務めます。土から生える実行委員会は多様なメンバーで構成されており、多治見、土岐、瑞浪で事業を営む人、陶磁器産業の従事者、まちづくりを行う面々など民間主導で実現を目指すアートプロジェクトです。

 

産地に新たな価値観を 「土から生える」で実現したいこと

 

器やタイル、ニューセラミックスまで幅広いやきものが生産されている東美濃は、1300年もの長きに亘り、陶磁器産業と文化が息づいています。7世紀に焼かれた須恵器に始まり、16世紀後半の安土桃山時代には、志野・織部・黄瀬戸を代表する「美濃桃山陶」によって一大産地となりました。

 

産地が発展した背景には「土」があります。陶土に恵まれ、やきものに適した粘土を生み出したのは、数百万年前にできた東海湖だといわれており、美濃焼に使われる土も複雑な自然条件の中から生み出された「奇跡の土」です。

 

 

世界有数のやきもの産地・東美濃は、日本における陶磁器生産量の半数以上のシェアを誇り、陶芸作家や窯元、商社や関連企業が集っています。しかし、同時に産地としての課題も多く抱えています。

 

その一つは、土が限られた資源であるということ。年々枯渇する原料をどう活用していくのか、やきものに携わる地域にとって突きつけられた大きな課題です。また、産地の規模も縮小し続けています。やきものの産業を次世代にどうつなぐのか?といった議論も欠かせない状況です。

 

 

「ART in MINO 土から生える 2024」は産地とやきものの再定義を行い、地場産業の歴史的価値をアートの側面から伝えていきます。やきものの在り方と関わり方への再提案・再認識が必要な状況の中で、東美濃の風土や文化への理解を高めていく機会となるはずです。

 

開催まで1カ月 !「ART in MINO 土から生える2024」とは

 

2024年10月18日(金)から11月17日(日)まで開催されるART in MINO 土から生える 2024。やきものに関わる場を活用した展示会場、参加アーティストを紹介します。

 

【参加アーティスト】

伊藤慶二、坂田和實、藤本由紀夫、小島久弥、安藤雅信、上野雄次、 内田鋼一、森北伸、安藤正子、沓沢佐知子、桑田卓郎、迎英里子、アオイヤマダ 他

 

【展示会場】

高田窯場跡(多治見市)

 

ギャルリ百草と百草の森(多治見市)

 

地球回廊 旧軍需工場跡(瑞浪市)

 

中島醸造(瑞浪市)

 

小山冨二夫 花の木窯(土岐市)

 

下石工組 旧釉薬工場(土岐市)

 

目標額700万円のクラウドファンディングも実施中!

 

現在、土から生えるの運営費700万円をゴールとしたクラウドファンディングも実施中。クラウドファンディングの記事では、土から生えるが復活するまでの経緯、運営メンバーによる「東濃のまちに新たな価値を与えたい」という思いが込められています。

 

返礼品には、オリジナルグッズや限定カラーのTシャツなども展開されています。支援は、9月30日(月)まで!

 

やきもののまち 岐阜県東美濃でアートプロジェクト「土から生える」を復活させたい!

https://camp-fire.jp/projects/776276/view

 

 

鑑賞パスポートは、前売り1,800円、一般2,000円、学生1,000円、期間中フリー鑑賞パスポート3,800円です。オンラインストア、多治見市の店舗・施設でも前売りチケット(1,800円)を販売しています。

 

【前売りチケット販売店(多治見市)】

・多治見駅観光案内所

・陶都創造館

・ギャルリ百草

・ハナタロウ商店

・かまや多治見

・ 茶菓小

・at Kiln mino

・THE GROUND MINO

・スペース大原

・新町ビル

 

ART in MINO 土から生える 2024を通じて、産地と土の価値を再認識できる機会となるはず。岐阜県東美濃発の新たなアートプロジェクト。今秋、ぜひ足を運んでみませんか。

 

ART in MINO土から生える2024 開催概要

【会期】2024年10月18日(金)〜 11月17日(日)の金・土・日・祝日 16日間

【開催時間】10:00 〜 18:00 (各会場により異なる)

【料金】一般 2,000円 、学生 1,000円 、高校生以下 無料

 

芸術監督|安藤 雅信 (陶作家/ギャルリ百草 主宰)

監  修|高橋 綾子 (名古屋造形大学 教授)

アドバイザー|森北 伸 (愛知県立芸術大学 教授)

実行委員長|水野 雅文 (図濃 代表)

主  催|土から生える実行委員会 (一社)セラミックバレー協議会

後  援|多治見市 瑞浪市 土岐市

 

HP:https://art-in-mino.jp

Instagram:@from_soil_2024

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