多治見の起業家が小説家デビュー!10/17(土)出版記念講演会開催
2026年10月6日(火)、多治見市出身・土岐市在住の起業家・柴田俊さんのデビュー小説『月を目指して低空飛行~飛ばないけど落ちないロケット~』(日本橋出版)が全国発売されます。
本作は、高校卒業後に入社した大手IT企業を3年半で退職し、シドニーへ渡った青年の35年間を、柴田さん自身の実体験をもとに描いた物語。
帰国後に設立した会社では、二度の詐欺、背負いきれない借金、リーマンショック。華々しく高くは飛べないけれど、泥臭く飛び続けることにどんな意味があるのか……。
笑えて、痛くて、読み終えたあと、自分の人生を少しだけやさしく見つめたくなる一冊です。
今回は、発売を目前に控えた柴田さんに執筆に込めた想いや作品の裏話、10月17日(土)にヤマカまなびパークで開催される出版記念講演会の見どころに伺いました。

正直に言うと、とてもドキドキしています(笑)。
昨年12月に日本橋出版さんと契約するまでは意外とトントン拍子だったんです。仮原稿も半分ほどできていたので、「1月には完成して、2月頃には発売できるかな」なんて簡単に考えていました。でも、そこからが本当に大変でした。
編集者のアドバイスで何度も書き直すうちに、何が正解か分からなくなってしまって。最後は「もう編集者に諦められたんじゃないか」と思うほど追い詰められました。
そんな時に支えてくれたのが、周りの人たちの言葉です。推薦文をお願いした大学教授や上場企業の友人たち、そして地元・多治見駅の広告にメッセージを寄せてくださった10名の方々から、思いがけない視点や温かい感想をいただきました。
まだ一般の読者の方には届いていませんが、これだけ真剣に読んでもらい心に残る言葉をいただけた。この言葉たちをもらえただけで、私にとっては十分に価値があり、何より嬉しいことだと思っています。
もともと文章を書くのが好きでした。ケガの直前に出演した『NHKのど自慢』の体験をnoteに書いたところ反響があり、自分の文章が誰かに届く嬉しさを実感していました。
そんな中、2025年のレース中に事故で鎖骨と肋骨5本を骨折。失意の中、気分転換に30年前に過ごしたシドニーを訪れ、かつて共に夢を語り合った同い年の友人と20年ぶりに再会したんです。その友人もさまざまな苦労を経験していましたが、今の生活の中で「ちょっと先の目標」を見つけていきいきとしていました。若い頃のような大きな夢でなくても、置かれた環境の中で泥臭く頑張る友人の姿が、とても眩しく、羨ましかった。
その友人との会話で、自分が最近読んだおすすめ小説を伝えたら「あれは翻訳が良くない、自分ならもっとうまく翻訳するのに」という話になり、私が「じゃあ僕が小説を書いたら翻訳してよ!」と冗談のような話をしたのも、執筆のきっかけの一つでした。
今回の本を多くの方に届け、実績を作って2作目を書くことです。実は、次に書きたいことはもう決まっているんです。
今回の小説は「仕事一筋の人生」を描きましたが、私自身の人生の本当のテーマは、仕事よりも「子どもや家族、友達との関わり」。今回は描けなかったその部分を、次は物語にしたいと思っています。

次の夢に向かって、すでに新たな“低空飛行”を始めている柴田さん。
「柴田さんはとても一生懸命な方。だからこそ、応援したいと思うんです。これから進路を考え、自分の人生を切り開いていこうとしている中高生にも、きっと心に響くメッセージがあるはずです」と話すのは、講演会を企画したひらく本屋 東文堂本店の店長・木野村直美さん。
仕事や人生に悩みながらも、自分の夢に向かって歩み続けてきた柴田さん。その歩みから、これからの自分を考えるヒントが見つかるかもしれません。講演会で柴田さんの言葉に耳を傾けてみませんか。
■「月を目指して低空飛行」出版記念講演会&サイン会
詳細は特設ページをご確認ください
【日時】2026年10月17日(土)14:00~15:00(その後サイン会)/ 開場13:30
【場所】ヤマカまなびパーク(7F)ホール (多治見市豊岡町1-55)
【入場料】無料
※どなたでもご参加いただけます。席数の関係上、事前のご予約をおすすめします。ご予約はこちら
【主催・問い合わせ】ひらく本屋 東文堂本店(0572-21-5610)
【後援】公益財団法人 多治見市文化振興事業団
