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例) 多治見 まち イベント

こと  2023.02.01

本町オリベの月めくり -如月- 2023.2

あっつう度

一年の中でなんとなーく通り過ぎてしまう月ってないですか?私の中ではそれが2月。年末年始の浮かれた気分から抜け出すのに時間がかかり、日常を取り戻すために目の前のタスクをこなして、一息つこうと思ったら今度は向こう側から年度末がやってきて…。節分やバレンタインなど楽しい行事もありますが、どうもどっしり腰を据えて迎えた2月って少ないような気がする。

そんな意外と慌ただしい2月、ちょっと一息つくのにちょうどいいイベントが本町オリベストリートで開催です。本町オリベストリート一帯がかわいいパステルピンクで包まれたような空気になるのはやっぱり“アレ”のおかげかな?今回は一足先に春を感じられるこちらのイベント、本町オリベストリート「春のなでしこまつり2023」の情報を中心に特集します。

お届けするのは「ひなあられの中に入っているチョコあられは大当たり!」、本町オリベストリートのぱんちゃんです!(え、ひなあられにチョコあられ入ってますよね…?)

 

 

作ったことある?花餅

 

 

花餅って知ってますか?全国的には餅花と呼ばれるそうですが、木の枝に赤や白の餅を小さく丸めて付け、まるで枝に花が咲いたように見せる正月(特に小正月)のお飾りです。地域によっては枝垂れ柳を使って稲穂の垂れる形に作り、豊作を表現することもあるのだとか。まだまだお花の少ないこの季節、花餅を飾るだけでその場が明るくなりますよね。花餅に使用したお餅はどんど焼きで焼いて食べたり、ひな祭りの時期に油で揚げてひなあられとして食べる地域もあるようです。

さて、本町オリベストリートでは春のなでしこまつりの時期に合わせて毎年花餅でストリートを彩ります。お店や民家に色んな形や大きさの花餅が並びますが、その花餅はストリートに関わる人たちが一つ一つ手作りで準備をしています。かくいう私ぱんちゃんもその一人。このまちに関わり始めて4年目、4回目の花餅づくりです。今回は本町オリベ流の花餅の作り方をご紹介しつつ、どんな様子で作業をしているのかちょこっとお見せします。

 

本町オリベの花餅づくりは、まず枝の入手から始まります。もちろん枝取りも自分たちで!12月上旬、スタッフの知り合いの方がサンゴカクモミジの枝を分けてくださるということで、お言葉に甘えて頂戴することに。

 

新しく伸びてきた枝の方がより赤いそうです

 

サンゴカクモミジは真っ赤な枝が鮮やかで、この枝を花餅で飾るととっても華やかなんです。枝分かれはあまり多くないですが、数本束ねるとボリュームが出て見ごたえがあります。

その他、スタッフの自宅や公園(許可が必要ですよ!)などで採取したカエデを含め、乾燥のため少し事務所で寝かせます。

 

さてお餅のほうですが、本町オリベストリートでは花餅を外に飾るところも多いため、本物のお餅ではなく軽量粘土を使います。お餅よりも手軽で扱いやすく、簡単に花餅を作ることが出来ます。白の粘土に造花用の赤い染料を振りかけてこねこね。粘土自体はやわらかくてこねやすいのですが、しっかりと混ぜるには結構時間がかかります。体重をかけてこねているとだんだん手首や肩が痛くなってきますが、こねこねこねこねこねこね…と無心になってこねます。白と赤、二種類の粘土が準備できたら、いよいよ花餅づくりの開始です!

 

手がまっかっか

 

1月某日、どうやら明日は大寒波がくるらしいぞと話をしながら花餅づくりです。

「もうやり方忘れちゃったよー」「どの枝にしようかな~」「あぁ!前やった時にうまくつけられなかったトラウマが…!」などなど、作業が始まる前は色んな声が聞こえてきますが、作業し始めるとみんな黙っちゃう。黙々と粘土をちぎっては枝につけ、しばらく続けてバランスを見て「うん、かわいい!」。入れ替わり人が集まり、少しずつ花餅が増えていきます。作業に来られないお店の方は、材料を持ち帰って作ります。外は冷たい風が吹くこの時季に、あたたかい事務所での花餅づくり。なんだかほっこりとした冬の風景で、一年のうちで一番心が落ち着く手仕事です。

 

どんどん作ります

 

こうやってみんなで作った花餅、ちょっとだけ気にかけて見てもらえるとうれしいです。頑張ったメンバーがニヤリと喜びます。

 

 

スタンプラリーをしながら本町オリベを満喫!

 

本町オリベストリートでのイベントで人気なのは、やっぱりスタンプラリー。全部で12カ所のスタンプを集めると、美濃焼をお一人様1つもらえます。今年の春のなでしこまつりでは、2月25日(土)・26日(日)の開催です。

スタンプラリーに参加すると本町オリベストリートをぐるっと一周楽しむことができますが、スタンプを押すだけじゃもったいない!展示を見たり休憩したりしながら参加すると、結構ボリュームがあるんです。ゆっくりスタンプラリーしてみませんか。

 

手前には砂利でできた枯山水が

 

多治見橋からスタンプラリースタート!用紙にはスムーズに巡回できるよう番号がふられていますので、こちらを参考にしてみてください。(用紙はスタンプラリー参加店舗でもらうことができます)

まず展示を楽しめるのは陶都創造館の西隣、千華咲庵(せんかしょうあん)です。枯山水のお庭が素敵なこちら、スタンプラリー当日は江戸から昭和のひな人形を展示しており、建物の雰囲気に合った骨董市も行いますので、ぜひお楽しみください。

次はお隣の陶都創造館。3階のギャラリーヴォイスにもスタンプがありますが、スタンプを押したらぜひ奥のギャラリーへ。なでしこまつり期間中は多治見市の意匠研究所の卒業制作展が行われています。

創造館を出発して用紙に記載された順番どおりに進むと、一番奥のみかわやでUターン。やままつでスタンプを押したら、そのまま少し行ったところにある黒い建物“智結蔵”があります。こちらの2階ではアトリエサナーレによる押し花展が開催されています。押し花ワークショップも実施しており、当日参加OK。ちょっと休憩がてら華やかな押し花に癒されましょう!

 

本当に押し花?というような作品もありますよ

 

智結蔵を出発したら、その裏手にある子ども情報センターも覗いてみてください。こちらにも七段飾りのお雛様が展示されています。またおむつ替えシートや授乳室もありますので、小さいお子様と一緒にスタンプラリーにご参加の方も安心して休憩できますよ。赤ちゃん絵本のコーナーは畳敷きになっているので、ちょっとお雛様や春の絵本を読んで休憩もいいですね。もちろん大人も、懐かしい絵本に触れてみては?

さてスタンプラリーも後半戦、菓匠庵やまよねでゴールのお楽しみに甘いモノを購入なんていかがでしょう。春のお菓子、探してみてください。

どんどんスタンプラリーを進めて、多治見橋の手前まで帰ってきました。いよいよ景品引換です。押し忘れはないですか?景品交換所である産業文化センターでは、かざみどりによる花と人形の展示が行われています。景品をもらったら、ぜひ足を止めてみてください。また毎日やっているワークショップではかわいらしい“おくるみうさぎ”のストラップを作ることができます。予約不要ですので、お気軽にご参加ください。

 

 

2月のイベント情報(詳しくは各施設へお問い合わせください)

 

■本町オリベストリート 「春のなでしこまつり2023」

花餅やお雛様で彩られた本町オリベストリートで、一足お先に春気分を楽しみましょう!

【日付】2023年2月18日(土)~3月5日(日)

【時間】10:00~16:00

【場所】千華咲庵(陶都創造館横)、産業文化センター、子ども情報センター、本町オリベストリート付近の店舗など

 

■多治見るこみち 「季節で巡るまちあるき」

春のなでしこまつりが開催されている本町オリベストリートと、西浦庭園を巡るまちあるきです。

【日付】2023年2月25日(土)、3月3日(金)

【時間】13:00~15:00

*詳細・お申込みは多治見るこみちプログラムページをご覧ください。

 

■tsunagu 「HUIS. 、糸と色 POP UP」

高品質な[遠州織物]を使用し上質でシンプルな日常着を生み出す「HUIS.」と、魔法のような無添加ウールから生まれる極上のカットソーを生み出す[尾州織物]ブランド「糸と色」のPOP UPイベントを同時開催いたします。期間中は記事やカラーのバリエーションも豊富に、普段店頭に並んでいないラインナップの商品など多数ご紹介いたします。

【日付】2023年2月18日(土)~2月26日(日)

【時間】11:00~18:00(火曜定休)

 

■多治見市PRセンター 「令和4年度 3Dモデリング機器活用研究会成果発表展」

多治見市意匠研究所では、陶磁器業界の対するデザイン支援として、平成30年度より3Dモデリング機器の導入と研究会を実施しています。今回の企画展では、今年度の研究会で作成した試作品のテスト販売を中心とした研究成果の発表を行います。

【日付】2023年2月1日(水)~2月27日(月)

【時間】10:00~18:00

 

■ボードゲームカフェふらっと-flat

2月の毎週日曜日にボードゲームインスト会を実施します。

*インスト会とは…インストラクターがルール説明から行います。初めて遊ぶボードゲームでも安心して楽しむことができます。

「ジャンヌ・ダルク -オルレアン ドロー&ライト-」定員5名

 【日時】2月5日(日) 13:30~

「ツォルキン」定員4名

 【日時】2月12日(日) 13:30~

「ガンジスの藩王」定員4名

 【日時】2月19日(日) 13:30~

「イマジナリウム」定員5名

 【日時】2月26日(日) 13:30~

 

■多治見市文化工房ギャラリーヴォイス 「多治見市意匠研究所 卒業制作展」

【日付】2023年2月17日(金)~3月5日(日) 入場無料

【時間】10:00~18:00

【休廊】水曜日

*研究生在廊日 2月17日(金)、18日(土)、19日(日)

 

■銀座商店街 銀ブラ市(毎月第3土曜開催)

【日付】2023年2月18日(土)

【時間】9:00~12:00

 

今年は大寒波がやってきて、昼間の気温が1℃の日も少なくありませんでした。昼間は青空が広がって陽が射し、日当たりのいい本町オリベストリート事務所の中はぽかぽかです。なので、一歩外に出るとヒィッ!と声が出てしまうくらいの温度差が…外を歩くお客さまもマフラーやストールに顔をしっかりとうずめて歩く姿が見られます。

2月はまだまだ冬真っ盛り。寒い時季ではありますが、パステルカラーな花餅に彩られた本町オリベストリートで気分だけでも春を感じてくださいね。

では来月もお目にかかれますよう。

 

Instagram では、本町オリベストリートのイマをお届け!ストリートの風景や新しい情報を随時お届けしています。各お店の詳しい情報は本町オリベストリートHPをご覧ください。

たじみDMO(本町オリベストリート事務所)

507-0033
本町6-6
TEL 0572-21-2765
MAIL oribe@tajimi-dmo.jp
https://www.oribe-street.com/

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