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例) 多治見 まち イベント

お知らせ 場所  2024.02.26

多治見市モザイクタイルミュージアム企画展「収蔵庫大公開-モザイクタイルの過去・現在・未来-」

あっつう度

多治見市モザイクタイルミュージアムが誕生する前、笠原町には「モザイク浪漫館」という施設がありました。ここには、笠原町商工会や地場産業振興委員会をはじめ、タイル業界の有志が熱意をかけて収集したモザイクタイルが展示され、まさにタイルの宝庫と言えるような場所でした。

 

このような思いの詰まった収集品を基盤として生まれたのが多治見市モザイクタイルミュージアムです。収蔵庫には1,000を超える貴重なタイルや貼板(※)が保管されているそう。今回の企画展では、そんな貴重な資料が初めて公開されています。

 

※貼板(はりばん)
板の上に真鍮の金具を埋め込んで枠を作った道具。モザイクタイルの焼成後、仕上げの工程である紙張りには、この枠が使われた。昔は主に大工や建具屋が作っていた。

 

 

開館から7年、

過去のタイルを見つめ、今の在り方を見直し、未来へ繋げていく展示

 

「1ピースでもかわいい、カッコいいタイルですが、‟面で魅せる”のがタイル施工の基本。今回の展示では、初めて面で展示することができました」と担当学芸員の清水雄也さん。

 

 

笠原のタイルの歴史を紐解く

〈明治から昭和 戦前のタイル〉 ~意匠性と近代性~

戦前のマジョリカタイルなど ©小寺克彦

国宝・虎渓山永保寺や市内の民家から譲り受けたタイル、そしてモザイクタイルの祖とされる山内逸三さん(1908-92年/笠原生まれ)のタイルが並びます。

この時代、洋風建築が展開していく中でタイルは装飾品として使われていました。1923年の関東大震災の後には、水回りの建築や設えをどうするのかというところで衛生観念も普及し、タイルは清潔でキレイという印象が広まりました。その認知は、現在まで続いています。

 

〈戦後から平成までのタイル〉~作れば売れる時代、多様化するタイル~

タイルは廃盤になるまで作り続けるものなので生産時期の特定は難しい作業

洋風建築の水回りや玄関などへの需要はますます高まり、終戦後のタイル製造業の復興は早く、1947年には事業を再開していた企業も存在しました。笠原でもそれまでの主要産業の茶碗業からタイル産業へと転換する業者が増えていったそう。

 

「昭和30年代(1955年~)は海外への輸出が盛んでした。特にアメリカ向けにプール用タイルの需要が高かった。高品質の磁器質で、耐久性と耐水性に優れていてお値打ちということで爆発的にウケたんです。繊維と共に焼き物は、主幹産業として外貨を稼いだんですね(多治見市モザイクタイルミュージアム館長:虎澤範宣さん)」

 

昭和の後半、システムキッチンやユニットバスが登場したことで、これまでの市場の9割が無くなりました。それに代わるようにマンションの外壁の需要が増えていきます。一時期は笠原に100社以上のタイルを扱う会社があったそうです。

 

 

〈現代〉~ビンテージ・レトロブームの中で再注目されるタイル~

笠原にあるタイル企業の中から10社が‟自社が誇れるタイル”というテーマで出展しています。過去のタイルとの違いや共通点を見比べてみるのもおもしろい!

 

 

 

「収蔵品を自分の目で見て、確かめてみるという学芸員の原点に立ち返る企画。来場される方々はもちろん、自分たち自身も何か発見があるのでは」そう笑顔で話すのは、今回の企画展を担当する清水雄也さん。そしてこう続けます。

 

「自分のお気に入りのタイルを探したり、ぜひ楽しんでほしい。関連企画として、今回の展示の協力企業の代表を招いたギャラリートークも開催します。タイルの歴史や秘話、自社の取り組みやこだわり、そして未来への展望など、タイルの魅力と奥深さを存分に語っていただきます。来館される方々と対話できる場を設けられれば」

ぜひ、お出かけください。

 

 

■収蔵庫大公開-モザイクタイルの過去・現在・未来-

【会期】2024年2月3日(土)~5月26日(日)

※月曜休館(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)

【時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)

【場所】多治見市モザイクタイルミュージアム(3階)ギャラリー

【観覧料】一般310円、団体250円、高校生以下無料、障がい者手帖をお持ちの方及び付き添い1名様無料

 

【協力】株式会社オザワモザイクワークス、株式会社カネキ製陶所、杉浦製陶株式会社、鈴製陶株式会社、株式会社谷口製陶所、株式会社セラメッセ、長江陶業株式会社、名古屋モザイク工業株式会社、久松製陶株式会社、有限会社丸万商会

収蔵庫大公開-モザイクタイルの過去・現在・未来-

 

 

■関連事業 ギャラリートーク

「今こそ語ろう、モザイクタイル~現代タイルの担い手たちは何を考えているのか~」

会期中は、協力企業の代表を招いたギャラリートークも開催されます。1社1回、計9回に及ぶリレー方式で実施するそう。笠原でどんな企業が活躍しているのか、どんなタイルが作られているのか……タイルにまつわるさまざまな話が聞けるまたとない機会です。

 

◎第1回「日本人はタイルをどう使ってきたか?」

【日時】3月30日(土)14:00~15:00

【ゲスト】虎澤範宣(長江陶業株式会社)

 

スケジュールや申込み方法などは下記をご覧ください

ギャラリートーク「今こそ語ろうモザイクタイル」

 

 

 

サムネイル画像 「貼板に入れたモザイクタイル」©小寺克彦
多治見市モザイクタイルミュージアム

507-0901
多治見市笠原町2082-5
TEL 0572-43-5101
MAIL info@mosaictile-museum.jp
https://x.gd/Ym07G

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