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例) 多治見 まち イベント

こと 場所  2025.01.20

心もおなかもHawaii気分 Myハワイアンプレートを作ろう!「多治見るこみち」体験レポート⑨

あっつう度

多治見市及び多治見市近郊の東美濃エリアで開催される体験型観光イベントを集め、発信している「多治見るこみち」。地元の良さを誰よりも知っているこのまちに暮らす人々が、企画し案内人となり、数々のワークショップを開催しています。A2編集部・戸田も、魅力を伝えるべく実際に体験してきました。

 

今回、参加したのは多治見市市之倉町にあるわぼんカフェhanalei☆と豊泉窯による「心もおなかもHawaii気分Myハワイアンプレートを作ろう!」です。多治見は国内の陶磁器・磁器生産量の半分以上を占め、日本の代表といわれる美濃焼の産地であり、陶器まつりをはじめ色々な陶器のおまつりも開催されています。日常で欠かすことができない器。しかし、どのようにつくられているかなど実は詳しく知らない!?多治見で暮らし、A2編集部として、まちのあつい情報を発信していくために!と今回のプログラムを選びました。

 

ハワイの雰囲気を感じながら、心と体に優しいロコモコランチ

 

まずは多治見市市之倉町にある「わぼんカフェhanalei☆」へ。

2020年10月に同じ市之倉町より移転し、ハワイアンカフェとしてリニューアルしました。

ALOHAとデザインされた美濃焼タイルで作られた入口のフロア、ハワイアンキルトで飾られた店内でハワイの雰囲気を感じながら、体に優しいランチを食べられます。店内の一部と縁側では犬と一緒に食事ができます。住宅街の隠れ家でゆったりとした時間を過ごせます。

 

色鮮やかなモザイクタイルは気分もあがります

今回のプログラムについているランチは、「ロコモコごはん」。手作りハンバーグには、とろっとした目玉焼きが。豆やパインなどの入った自家製フルーツトマトソースが上にかかっています。12月でとても寒い天気でしたが、ロコモコランチとハワイアンな明るい店内で暖かな気持ちでランチをいただくことができました。

 

明治17年創業の窯元「豊泉窯」でオリジナルプレートつくり

 

創業140年の豊泉窯

ロコモコランチでお腹を満たし、さあいよいよオリジナルプレート作りです!

わぼんカフェhanalei☆から車で約5分の場所にある豊泉窯へ移動しました。

 

明治17年創業の豊泉窯は現在5代目。手描きや銅版転写での染付磁器、青磁のうつわを製作しています。ろくろ、鋳込みなど手作業で一貫成形しており、磁器特有の透かし彫り技法も得意としている窯元です。

 

今回の体験は、まずベースとなるお皿(素地)を選び、そこに銅版転写と筆を使った絵付けでオリジナルプレートが制作できます。案内人の春田さんに豊泉窯や商品の説明、その後銅版貼りなどをする作業部屋や窯で説明を聞きながら見学した後は、今回作成するプレートの素地を選びました。

 

写真以外の素地でも制作は可能。素地ごとで料金は異なる(直径又は長辺200mmほどのサイズ)

長皿(右)が基本の素地で、プラス料金で丸皿(左)を選べます。

次に銅版転写の工程です。銅版転写とは、銅版に絵柄を彫り、銅版の表面を凹版にしてインクを流し込み紙に写して、陶器に転写する技法です。絵柄は同じ柄でも、色の濃淡や線の太さなど一つずつ微妙に異なるので味があるデザインとなります。

 

どの絵柄を貼るか、デザインがたくさんありなかなか絞ることができません。

お皿に載せてイメージを膨らませ、何度も何度も選んでは乗せて……を繰り返しました。ようやく絞り込み、実際に貼っていきます。

 

何十種類もある絵柄の中から選ぶことができる
左奥の完成品の青いお皿を見本にしながら

 

隣で転写作業をしていたベテランの中島さんをまずは見学。目印となるあたりを付けたら貼る作業はとても手早い!熟練の技を目の当たりにしました。

 

春田さんの説明を聞きながら実際に転写

 

人生初の銅版貼り体験

 

切り取った紙を器にのせ、水を付けた刷毛で上から押し付けます。ゆっくりと紙を剥がすと絵柄が器に転写されます。切っては貼っての作業を繰り返してオリジナルのデザインを作っていきます。

 

インク面を下にして置く
刷毛で押し付け紙を剥がすと器に転写される

 

筆を使った絵付け体験は吹墨にしました。筆に絵具を付けトントンと手で軽く弾かせ躍動感を表現します。

 

裏面にも銅版転写を入れると華やかに

釉薬がけも体験しました。「イチ、ニイ」と入れる時は素早く、「サーン」と出す時はゆっくりと……。これで一旦完成です。

まずは入れ方とタイミングをお手本で確認

 

釉薬をかけた直後は柄がほとんど見えない状態

釉薬を乾燥後、窯で焼いてもらいます。他の焼成とのタイミングがあるため期間は異なりますが、今回は2週間ほどで焼き上がりました。

 

今回の完成品(約190mm×120mmサイズの長皿)

時間があっという間に過ぎてしまうほど夢中になった初めての銅版貼り体験。次はこの型にしようかな。同じ型で違うデザインにしたいな……と完成前から次に作りたいものを考えてしまうほど楽しくて貴重な時間を過ごすことができました。

 

 

わぼんカフェhanalei

【営業時間】11:00~15:00

【定休日】水曜日、木曜日、金曜日、日曜日

【住所】多治見市市之倉町1丁目11の29

【電話】090-5865-7004

 

豊泉窯

【営業時間】9:00~17:30(日曜日のみ10:00~17:00)

【定休日】土曜日

【住所】多治見市市之倉町11丁目69番地

【電話】0572-22-3728

多治見るこみち事務局(たじみDMO内)

507-0033
多治見市本町3-25 ヒラクビル3F
TEL 0572-51-8156
MAIL tajimirukomichi@tajimi-dmo.jp
https://tajimirukomichi.jp/

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