レンタサイクル×工場見学ツアー「多治見るこみち」体験レポート⑭(秋のサイクリングツアー参加者募集!)
秋のお出かけが楽しい季節。ものづくりや食など、このまちならではの体験が楽しめる「多治見るこみち」を活用して、いつもとはひと味違う秋の時間を過ごしてみませんか。
多治見るこみちとは、多治見市近郊、東美濃エリアで開催されるワークショップを集めたもの。このまちに暮らす人が企画・案内人となり、このまちならではの体験を開催しています。申し込み方法は「多治見るこみち」のホームページから会員登録(無料)をして、気になるプログラムを開き、開催スケジュールを確認して予約をするだけ。
今回は、多治見るこみちの運営担当でもあるA2編集部・はなこが、レンタサイクルツアーの人気企画「サイクリング&工場見学ツアー」に参加。現場で感じられた魅力をレポートします!

【今回のコース】サイクリング&工場見学ツアー (セラメッセコース) 約18km
多治見駅北立体駐車場 → 陶彩の径 → 多治見市モザイクタイルミュージアム → Kasahara Cafe-tuile-(ランチ休憩)→ セラメッセ(工場見学+ワークショップ) → マルナカストアー → 多治見駅北立体駐車場
日本一のタイル産地として知られる多治見市笠原町。その中心にある多治見市モザイクタイルミュージアムを基点に、普段なかなか入ることができない工場の見学やタイル雑貨作りが楽しめる人気ツアーです。
今回訪れたセラメッセ以外にも見学できる工場があり、全4コースから選ぶことができます。
電動アシストで爽快に!
ツアー当日は6月上旬。気温は30℃近くまで上がる予報で、空は雲ひとつない快晴です。まずは多治見駅北立体駐車場でレンタサイクルを借りて出発。
今回使用するのは電動アシスト付き自転車です。普段は車で訪れることが多い笠原町。自転車で向かうとなると少し身構えてしまいますが、実際に走り始めるとその不安はすぐになくなります。電動なのでペダルをこぐたびにスッと前へ進み、坂道も想像以上に楽々。あまり自転車に乗らない方でも安心して参加できそうです。

多治見駅から笠原町へ向かう途中に通るのが「陶彩の径(とうさいのみち)」。多治見駅から笠原町まで続く約4.6kmの散策道です。昭和3年から53年まで運行していた笠原鉄道の廃線跡を整備したもので、現在は歩行者と自転車専用道路として利用されています。春には桜並木が美しく、多くの人がウォーキングやサイクリングを楽しむ人気スポットとなっています。

緑が生い茂る道を風を切って走る時間はとても爽快!車では気づかない景色やまちの表情に出会えるのもサイクリングの魅力です。取材日は真夏を思わせる暑さでしたが、途中でこまめに休憩を挟み、水分補給をしながら進んだため、無理なく楽しむことができました。

道中にはタイルで制作された壁面アートも点在しています。市内の小中学校や多治見市の花であるキキョウ、モザイクタイルミュージアムなど、さまざまなモチーフがモザイクタイルで表現されていました。
採用作品は「タイル感謝祭2027」で来場者とともに制作される予定とのこと。たくさんの人の手によって一つの作品が完成していくのも、タイルのまちらしい取り組みです。
学芸員の解説で新たな発見!多治見市モザイクタイルミュージアム

陶彩の径を走り抜けると、多治見市モザイクタイルミュージアムに到着です。
私はこれまで何度も訪れたことがありましたが、学芸員さんの解説付きで見学するのは今回が初めて。展示を眺めるだけでも十分楽しめる施設ですが、解説を聞きながら見学すると面白さは何倍にも膨らみます。

「このタイルは、昔はこんな場所で使われていた」「こういう工程を経て作られている」など、一つ一つの展示に込められた背景や歴史を知ることができ、これまで何気なく見ていたタイルにも新しい発見がありました。タイルの歴史や製造技術、暮らしとの関わりなどを知り、工場見学への期待も高まります。
タイルに囲まれたカフェでランチタイム

見学後は、ミュージアムの目の前にあるKasahara Cafe-tuile-でランチ休憩。店内に入ると、そこはまさにタイル尽くしの空間。壁や床、装飾など至るところにタイルが使われており、どこを切り取っても絵になります。


オススメのメニューは土日祝限定で提供される、カボチャの肉サンドがまるっとのった「ミュージアムカレー」。カボチャの肉サンドの形がモザイクタイルミュージアムに似ていることが由来だそうです。見た目のインパクトも抜群で、旅の思い出にもぴったりです。テラス席もあり、ミュージアムを眺めながらゆったり休憩することもできます。おいしい食事でしっかりエネルギーを補給し、午後の工場見学に備えます。
いざ潜入!普段は入れないタイル工場へ

ランチの後は今回のメインイベントである、セラメッセでの工場見学へ向かいます。普段なかなか入ることのできない工場内部を見学できるということで、到着前からわくわくしていました。
工場に入ってまず驚いたのは、広さです。巨大な設備が並ぶ迫力ある空間でしたが、同時に「思ったより人が少ない」ということにも驚きました。セラメッセではマンションの壁面タイルなどを作ることが多く、機械化が進み、大量生産が可能な体制が整えられていました。

案内を受けながら製造工程を見学すると、原料から製品になるまでには成形や窯で焼成など多くの工程があることが分かります。普段何気なく目にしているタイルが、さまざまな技術と工夫によって生み出されていることを知り、改めてものづくりの奥深さを感じました。
世界にひとつだけのタイル雑貨作り

工場見学の後はワークショップに挑戦です。今回は2種類のフレームから好きなものを選び、「LULU」というタイルを使ったオリジナルアート作品を制作しました。私は完成後に雑貨なども一緒に飾れるよう、大きめのフレームを選択。

LULUは一つ一つ職人さんの手によって作られているタイルで、同じものは二つとありません。陶磁器特有の手触りと、釉薬による光沢ある色合いが魅力です。渦が細かく巻かれたもの、少し潰れたような形のものなど、それぞれ個性豊かで選ぶだけでも楽しくなります。

まずはタイルを並べて配置を考えます。並べ始めるとすっかり夢中に。同じ色でも形や高さが異なるため、全体のバランスを見ながら配置を考える時間はまるでパズルのようです。私はせっかくなのでたくさんの色を使い、カラフルなデザインにしてみました。さらに高さに変化をつけることで立体感が出るよう工夫します。
配置が決まったら接着剤で貼り付け。気が付くと参加者全員が黙々と作業に集中していました。「玄関に飾ろうかな」「どんなディスプレイにしようかな」完成後のことを想像しながら作る時間も楽しく、あっという間に作品が完成。世界にひとつだけのオリジナル作品ができあがりました。

地元で愛されるスーパー

帰り道には、笠原町で長年親しまれている「まるなか」にも立ち寄りました。特に、お惣菜が人気で多くのお客さんから愛されているお店です。店内には『えんとつ町のプペル・タイル絵本展』の展示もあり、買い物だけではない楽しみも。まさに地域密着型のエンタメスーパーでした。
タイルをまるごと体感!
マルナカストアーを後にし、再び陶彩の径を通って多治見駅へ戻ります。
今回のツアーの所要時間は約6.5時間。暑い一日でしたが、緑に囲まれた道を走る時間はとても気持ちよく、最後まで快適なサイクリングを楽しむことができました。
今回はセラメッセのコースに参加しましたが、工場見学ツアーは全4コース。工場ごとに製造しているタイルや見学内容、体験できるワークショップが異なるため何度参加しても新たな発見があります。サイクリングでまちの景色を楽しみながら、タイルの歴史や文化に触れ、ものづくりの現場を体験できる特別な一日になりました。

サイクリング&工場見学ツアーは春と秋に開催されています。「いつもと少し違う休日を過ごしたい」「多治見ならではの体験をしてみたい」という方はぜひ、心地よい気候の中で楽しめる秋の開催にも参加してみてはいかが。
【立ち寄り施設】
【住所】多治見市笠原町2082-5
【営業時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
【電話】0572-43-5101
【観覧料】一般500円(団体400円)、高校生以下無料
※障がい者手帖をお持ちの方及び付き添い1名様無料
【駐車場】あり サイクルスタンドあり(駐車場及び駐輪場は交流センター、体育館との合同利用)
【住所】多治見市笠原町2081-1
【営業時間】平日:10:00〜15:00 土日祝:10:00〜16:00
【定休日】月曜(月曜が祝日の場合は営業。翌日休み)
【駐車場】あり サイクルスタンドあり
【住所】多治見市笠原町1249
◎まるなか
【住所】多治見市笠原町神戸2114-1
【営業時間】10:00〜19:00
【定休日】月曜日(不定期日曜休みあり)Instagramでチェック
【電話】0572-44-1115
【駐車場】あり
◎サイクリング&タイル工場見学ツアー 次回は秋に開催!

たじみレンタサイクル(たじみDMO) 担当:並木
(A:杉浦製陶/B:丸万商会/C:オザワモザイクワークス/D:セラメッセ)
【主催】たじみDMO(多治見市観光協会)、多治見市モザイクタイルミュージアム
【営業時間】8:00~18:00/年中無休(年末年始除く)
【料金】1日プラン1,000円(Web予約で200円オフ価格) など
税抜き価格、価格は車種によって異なる
当日受付時にお支払い(クレジット決済、PayPayなど電子マネー決済可)
ヘルメット無料貸出し、領収証の発行可
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507-0033
多治見市本町3-25 ヒラクビル3F
TEL 0572-51-8156
MAIL tajimirukomichi@tajimi-dmo.jp
https://tajimirukomichi.jp/
