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お知らせ 場所  2023.01.20

〈ニューオープン・土岐市〉うつわの複合施設「KOYO BASE」が誕生します

あっつう度

日本の50%以上の陶磁器生産量を誇る東濃地方。

この場所だからできる、うつわを丸ごと味わう拠点へ。

 

土岐市にある陶磁器メーカー・光洋陶器株式会社が手がける複合施設「KOYO BASE」が2023年1月21日(土)にオープンします。

1964年の創業以来、ホテルや飲食店など業務用の器を製造・販売していた光洋陶器。長年この地で美濃焼に向き合ってきたメーカーが考える、‟産地だからこそできること”。あなたも「KOYO BASE」で体験してみませんか。

 

「KOYO BASE」の奥には本社工場が見える

 

まずエントランスホールで迎えてくれたのは、会長秘蔵のコレクション。1970年代に作られた光洋陶器の器が並びます。階段を上がるとそこは別世界。大きな窓からは土岐のまちなみが一望でき、とても開放的な空間が広がっています。高台にあるので、視界を遮るものは何一つなく、隣町にいることを忘れてしまいそうになりました。2階フロアは3つのゾーンに分かれています。企画マーケティング部の吉永さんにご案内いただきました。

 

 

食べる、買う、体験する、学ぶ。

①カフェダイニング「CLAY Table」

 

国内外で人気の主力商品ブランド「ORIGAMI」を使い、ハンドドリップのコーヒーもお待たせしない工夫が。見た目もスタイリッシュ
「実はこのラテカップの飲み口の形状を作るのは技術がいるんですよ」など制作の裏話も

 

カフェダイニング「CLAY Table」では、東濃地方を中心に岐阜の食材をふんだんに使用した家庭料理や自家製デザート、こだわりのドリンクが味わえます。食事メニューには魚か肉の主菜を選ぶ季節のプレート2種(1,400円)、農園野菜のスパイスカレー(1,200円)、お子さまセット(700円)がありました。

 

「お魚とお野菜のセット」 メニューは季節ごとに入れ替わる

 

私は「お魚とお野菜のセット」をチョイス。一見シンプルな家庭料理に見えますが、素材や出汁の味が口の中にやさしく広がり、一つひとつ丁寧に作られていることが一口食べただけでも伝わってきます。滋味深く、目にも楽しめる料理で満足感いっぱいになりました。小さなお子様から年配の方まで幅広い世代によろこばれる味付けだと思います。

 

 

料理に合わせて選ばれた器はすべて光洋陶器のもの。店頭には同じセットがディスプレイされ、そのまま購入することができます。器はその人の暮らしに寄り添い毎日使うものなので、買う前に手触りや、器の深さ・重さなど、実際の使い心地を試せるのはうれしいですよね。コーディネートもとても参考になります。

 

飲み口の形で味わいが変わる

 

一押しメニューを伺ったところ「ORIGAMI Cup 飲み比べセット(1,000円)」を紹介してくださいました。器の形状で、コーヒーの香りが引き立ったり甘味や酸味をより感じたりするそう。日本酒ではよく見聞きしますが、コーヒーでは初めての体験でなるほどと唸りました。飲み口の形で器を選ぶという買い方、おもしろい。「量もあるので、ペアで味わいの変化を話しながらお楽しみいただくのもおすすめです」

 

 

②ショップ「BASE Shop」

 

季節が感じられるディスプレイ。この日は「節分」、そして「バレンタイン」

 

カフェダイニングに隣接する「BASE Shop」では、ホテルや飲食店でも使われるプロユース食器を中心に、6つあるブランドのうち4つが展開されています。ラインナップは、15,000種類ある器の中から、季節や特集テーマに合わせて2週間から1カ月ごとに入れ替わります。この日は、節分とバレンタインをテーマにディスプレイされていました。「我が家もこんな食卓にしたいなぁ…」夢が広がるような展示でした。

 

「弊社はこれまで小売りはしていなかったので、直接お客様の顔を見ることができませんでした。‟購入したいけれど、どこで買えますか?”という個人のお客様からの声にも、お応えすることができなかったので、今回このような場所ができて、新しい可能性を感じています」

 

 

④ワークショップ「BASE Studio」

 

 

更に奥には、ものづくりを体験できるコーナー「BASE Studio」も。この日は絵付けと銅板転写に挑戦できました。大小さまざまな形の器の中から一つ選び、絵筆で自由にイラストや文字を描いたり、転写シートを組み合わせてデザインしたり。子どもから気軽に参加できるものから、専門家と一緒に学ぶ本格的なカリキュラムまで幅広く実施する予定だそうです。

 

※ワークショップの内容や日程、ご予約はこちらから(電話予約も可)

 

さまざまな形状の皿、椀、マグカップの中から選べる

 

 

④工場見学「KOYO Factory」

 

光洋陶器の製造工場を実際に見学することもできます。職人による手仕事と最新のオートメーションの融合により、品質を保ちながら15,000種類もの製品を小ロットから作ることができるそう。

 

これまでも、地元の小・中学生が社会科見学に、取引先が視察で訪れることはあったそうですが、一般向けに製造現場を開放するのは初めてとのこと。実現するために何か変えたことはありますか?と聞くと、たくさんありました、と笑う吉永さん。「どのようにしたら商品のこだわりや価値がお客様に伝わるのか、スタッフでたくさん話し合いました。 こちらが予想していないような反応が返ってきたり、直接お客様からの声が届くことで現場も励みになっています。工場内も整理整頓され綺麗になりました(笑)」

この日も、工場見学ツアーの最終確認が綿密に行われていました。スタッフ皆さんの、自社製品への愛情と誇りを感じました。

 

※工場見学の日程、ご予約はこちらから(電話予約も可)

 

 

施設のコンセプトは「Clay to Table」

土から食卓まで。

 

施設のコンセプトは「Clay to Table」。土から食卓まで、うつわが持つ魅力を丸ごと味わってもらいたいという想いが随所に感じられる素敵な施設でした。「ここが陶磁器を通した交流拠点になるのが理想です。商品を買うだけのではなくて、価値を伝えられる場に成長していけるといいなと思います。何より、皆さんが楽しんでいただける施設になれたらうれしいです」

 

 

◎KOYO BASE

【住所】土岐市泉町久尻1496-5

【営業時間】11:00~17:00(ランチタイム11:00~13:30)

【定休日】火曜・水曜(祝日の場合は営業)

【電話】0572-55-5501

【駐車場】第1駐車場22台、第2駐車場24台

 

ワークショップ「BASE Studio」について

【時間】11:00~12:00/15:00~16:00

【料金】プログラムごとに異なります

【対象】5歳以上(お子様の参加は保護者同伴で)

・作品の引き渡しは約1カ月後(郵送の場合は別途送料が必要)

・ご予約はこちらから(電話予約も可)

光洋陶器株式会社(KOYO BASE)

509-5142
土岐市泉町久尻1496-5
TEL 0572-55-5501
https://koyobase.com/

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