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例) 多治見 まち イベント

場所  2023.04.28

多治見で愛されるローカルスーパーを突撃!vol.2 オオマツフード(光ヶ丘店)編

あっつう度

2023年も昨年に続き、値上げラッシュが止まりません。食料品、日用品はもとより、光熱費にガソリン代……。暮らしに関わるほとんどの商品やサービスが高騰しています。私たちの生活を維持するのに必要なものばかりで、家計への負担が本当に増えましたよね。以前よりも「買い物」に慎重になっている自分がいます。

 

日々の生活に欠かせない食料品。仕事や育児の合間に立ち寄れるご近所で、健康も考えながら家計にもやさしい買い物ができるのが一番。そして何より、家族の「おいしい」がほしい!毎食の献立づくりに頭を悩ませている人も多いのでは。そんな時に頼りになるのが、地元のスーパーマーケットです。

 

「新鮮・安心・笑顔が満載!」がモットー

前回、笠原町のマルナカストアーを取り上げた「多治見で愛されるローカルスーパーを突撃!」。多くの反響をいただきました。今回は、A2編集部・さわだがよく利用している、オオマツフード光ヶ丘店をご紹介したいと思います。

 

 
 

お客さんとの距離を近く

昔ながらの商店らしい姿

 

店先の様子 取材に行った日は木曜日「野菜・果物2割引き」のPOPが

多治見市の北部、多治見インターの近くにあるオオマツフード光ヶ丘店。いつも多くの人でにぎわっているスーパーマーケットです。まずお店を訪れると、モリモリに積まれた特売品が店先に並び、購買意欲を刺激されます。

 

旬のものやオススメ商品が一番目を引くところに陳列されている

さぁ、店内へ……。まずは、色とりどりの野菜や果物が所狭しと並べられた青果コーナーが迎えてくれます。箱のままドンと鎮座しているものも。売り場にはマイクを持った店員さんが、その日の特売品やオススメ商品をアナウンスしていて、さながら市場のような雰囲気で活気があります。

 

私は平日の夕方に行くことが多いのですが、いつも売り場には新鮮な商品が溢れています。棚ががらんとしているところを見たことがありません。

 

一目見ただけで新鮮さが伝わる
整然と並んでいないのが逆に楽しい

「うちは、青果、鮮魚、精肉といった生鮮食品に力を入れています。対面式の売り場で、いつでもお客様に素早く対応できるよう心がけています。他店にはない小回りの利くお店だと自負しています」と店長の加藤雅之さん。スポーツマンのような爽やかな笑顔が印象的です。

 

作業場にガラスがないから話しかけやすい

「作業場が見えるような造りは他店でもよくあるかもしれません。うちは、お客様と距離を近くに持ちたくて、昔ながらの八百屋さん、魚屋さん、お肉屋さんのようなイメージで対面にこだわっています」

 

ガラスが取り払われた作業場は常にオープン。売り場にも、品出しや商品をきれいに並べ直している店員さんがたくさんいるので、「今日は〇〇がオススメだよ」「どうやって食べたらおいしいの?」なんて会話が自然と生まれています。確かに、他のお店で買い物をする時のことを思い返すと、店員さんに話しかけることがあるとしたら、買いたい商品の陳列場所を尋ねることくらい。話しかけられることもほぼありません。オオマツフードだからこそ生まれるコミュニケーションがあるのだと気付きます。

 

 

 

一丸となって、100年企業を目指す

 

店頭にはたくさんの店員さんの姿が

現在、オオマツフードは多治見市に2店舗(光ヶ丘店・笠原店)、土岐市に1店舗(下石店)あります。会社は1930年設立なので、今年で創業93年の老舗スーパー。

「一番最初に開業したのは下石町。2店舗目は経営者の出身地でもある土岐市駄知町に。続いて、多治見市京町にあるBankさんの辺りにも出店して、光ヶ丘店、笠原店の順にできました」と加藤店長。現在、アルバイトやパートも含めて174名の従業員が活躍しています。

 

 

「支店を増やして販売規模を大きくすることで、仕入れを安くできるのがチェーンストアの強み。これを‟スケールメリット”と言うのですが、うちは‟スモールメリット”もあるんです」……一体どういうことでしょうか。

 

 

取材をした時期は、鳥インフルエンザ流行の影響で、鶏卵や鶏肉の供給不足が深刻でした。モノがないから値段も高騰。「平時は、大手チェーンストアの場合、大量に仕入れる分 価格が押さえられます。うちは3店舗だけのチェーンストアなので、今回のように商品が市場にない場合に、‟この数量だけほしい”というリクエストに応えてもらいやすいんです」

 

確かに、支店がたくさんあると数量もそれなりに用意しなければいけません。少量の発注だったら、と仕入れられるケースもあるんですね。ほかにも、商品自体に問題はないけれど、通常より出荷する時期が遅れたものや、数は用意できないけど生産者が売りたいものなどをオオマツフードは仕入れて、特価で販売。大手チェーンストアでは見かけないような商品が売り場に並ぶこともあるそうです。スケールメリットとスモールメリットの両輪で、消費者に還元されています。

 

 

 

ほぼ毎日市場へ 各店が独自で仕入れを行う

 

外周の通路幅を広くとることで、力を入れている青果などが見やすい売り場

オオマツフード各店には、青果、鮮魚、精肉の部門責任者が一人ずついて、それぞの責任者が自由に、ほぼ毎日仕入れをしているのだとか。「広告に掲載するような特売品は全店共通ですが、それ以外の商品については、光ヶ丘店で扱っているものが笠原店にないことも。だから、お客様に話を聞くと、オオマツフードをはしごするって人が結構いるんです(笑)」

それぞれの店舗に特色があり、商品のラインナップや値段も異なることで生まれる驚きの現象。おそらく一般のチェーンストアではあまりないことですよね。

 

「チェーンストアの多くは、作業場はあるけれど仕入れや加工は本部がすべてやって、各支店に商品が送られてくるというシステムだと思います。そうすると商品が少なくなってきても補充ができない。うちの場合は、自店で仕入れてバックヤードに保管しているので、売り場の状況に合わせて臨機応変に対応できるんです。それに自分自身が仕入れた商品には愛着も自信もあるんですよね。だからお客様に相対した時にも、オススメのところとかたくさんのメリットが伝えられるんですよ」‟お客様との距離を近く”という企業姿勢が、仕入れやサービスにもつながっています。

 

売り場の魚は無料で捌いてくれるほか、有料で焼いてくれるサービスも

青果コーナーの奥には、鮮魚、そして精肉コーナーが続きます。鮮魚コーナーで今日のオススメを聞いてみると「今日は、長崎産のマテ貝だね。酒蒸しとかバター焼きにするとおいしいよ」と威勢のいい返事が返ってきました。初めて目にする貝でしたが、店員さんの話を聞いて食べてみたくなりました。よし、今夜は酒蒸しにしてみよう!

 

アサリだけでなくマテ貝も潮干狩りの定番なのだとか。マテ貝の旬は3月から5月(仕入れ状況によって店頭に並ばないことも)
10センチほどの細長い貝。ちょっと見た目に抵抗がありますが……
味は貝の旨味がたっぷり感じられて美味しい!

マテ貝の酒蒸しは、アサリよりも濃厚な味わいでコリコリとした食感がクセになる、ごはんのおかずにもおつまみにもピッタリな一品に。勧められなければ食べる機会もなかったかもしれません。買い物の際、使い慣れた食材ばかり買ってしまいがちですが、店員さんに聞けば旬のものや、手に取ったことのない食材に出合えます。毎日の献立づくりの良いスパイスになりそうです。

 

左から 加藤店長と塚本バイヤー

加藤店長は、19歳の時に光ヶ丘店の年末短期アルバイトに入って以来ずっとオオマツフードで働いているそう。最後にこの仕事の魅力を伺うと……。

 

「いろいろな方とコミュニケーションがとれるところでしょうか。十人十色のお客様がいて、従業員もたくさんいて。その中で、自分達が仕入れて、値付けして、商品化したものを買っていただけること、そして‟オオマツフードに来て良かった”と言ってもらえることが何よりうれしいです」

 

常にお客様目線で熱意を持って働く人がいるから、毎日こんなに活気があふれているんですね。オオマツフード光ヶ丘店に、足を運んでみてください。

 

 

◎オオマツフード光ヶ丘店

【営業時間】〈月~金曜〉10:00〜20:00〈土曜〉9:00〜20:00〈日曜〉8:00〜19:00

【定休日】なし(臨時休業はInstagramでチェック)

【駐車場】あり

 

【曜日別の特売】

・火曜日は「日配市」
・水曜日は「ゾロ目市」と「ポイント3倍デー」
・木曜日は「青果市」 ほぼ全ての野菜・果物が2割引き
・金曜日は「肉の市」
・土曜日は「魚の市」
・日曜日は「日曜朝市」 仕入れ担当者が選りすぐりの商品を店先で格安に販売。また、2,000円以上購入した人には、たまご(Lサイズ10玉入り)が158円で買える権利も。
その他、「夕方午後の市」やタイムセールのほか、魚の解体ショーやコストコフェアなどのイベントも随時開催しています。
オオマツフード光ヶ丘店

507-0052
光ヶ丘2-30
TEL 0572-22-5302
https://oomatsufood.co.jp/

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