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例) 多治見 まち イベント

場所  2023.04.21

温土とわにの台所メモ

あっつう度

ながせ商店街にある「うつわとごはん カフェ温土」と「本屋のとなり 喫茶わに」2つの姉妹店の日々のことを綴っているこの記事。今日は「温土の移転と春からのごはん」のことを皆さまに。

 

 

温土の今まで

うつわとごはんカフェ温土が2010年7月に開店してから、12年の月日が経ちました。元々は履物屋さんだったところの空間に、大きなガラスで窓を作り、床を敷き、壁をペンキで塗って、棚を組み、看板をつけて…色々な人の手、力や知恵を集結して出来上がったのが今のカフェ温土の始まりです。開店の日は携わった方々それぞれに、大きな釜のごはんをしゃもじで掬ってもらうというオープニングの企画があったそうです。春は陶器まつり、夏はかき氷や、冷え冷えの自家製ジュース、秋は土鍋のランチが始まって、冬は手作りのマルシェがあったりと、年中が賑やかなのは今も昔も変わりません。

 

 

カフェ温土は商店街の方々が集うことができる空間であり、情報を発信して、得ることもできる場所というのが最初の原点でした。

その原点は変わらず、これからはもう少し軽やかに「場所」という枠の線を細くするかのようにいろいろな場所へも出掛け、戻って、留まることのできる基地ではあろうと思っての姉妹店への移転決断でした。

 

 

一緒になることで広がるメニュー、食べられる時間の拡張。

カフェ温土と喫茶わにが一緒になったことで営業時間が長くなりました。今までは11時〜17時であったのが、10時〜21時 (日曜のみ19時まで)となります。お昼のごはんの提供時間は変わらず11時からですが、コーヒーやカフェラテなどの飲み物、ケーキやパンといった軽食は開店すぐ召し上がっていただけます。

 

 

お食事のスタイルは変わらず、定食スタイルのままです。お肉、魚、野菜のメインの主菜が選べて、日替わりの副菜が3品、お味噌汁と農家さんの美味しいご飯は白米と玄米でお好きな方を。その定食に加えて、喫茶わにのスーププレートがお食事メニューに仲間入りしました。たくさんのサラダが乗ったプレートに、ご飯か自家製パン、そしてメインはスープです。野菜のスープの時もあれば、お肉や魚のスープの時も。季節によって、その時に召し上がっていただきたい食材で作るスープは少しお疲れ気味な胃腸や、軽く食べたい気分の日にも良いかもしれません。夜のごはんと称して、17時からも定食をお作りしています。数に限りがあることが心苦しいですが、その日の身体を解す一つの要素として温かいごはんを召し上がっていただけますようにと願って、夜もご来店をお待ちしております。

 

 

農家さんのお野菜を届けます

 

今までも人気だった地元農家さんの採れたて野菜。店舗が移転した後も、もちろん継続しています。けれど、ずっとやってみたかったことがありました。それは、お客さまへ農家さんの声を直接届け、農家さんへお客さまの反応を見ていただくということ。生産者(農家さん)と食べる人(お客さま)はなかなか間近でつながることが難しい。その間を飲食店の私たちが調理した料理を介してお伝えすることが役割だ!と色々な発信やお店での接客を通じて、努めてきました。しかし、直接の会話はもっと広がりや発見があるのでは?と長年、思ってきました。そこに来て、この移転の話。野菜の販売の時に、可能な日は農家さんにも一緒に居てもらえることになりました。販売場所がカフェ店内ではなくなったことで、叶えられたことでした。

 

 

お客さまは農家さんから旬を聞けて、農家流の美味しい食べ方を教えてもらえる。農家さんはお客さまの新鮮な反応や、感想を見聞きすることができる。そのやり取りをそばで見ることが嬉しくてなりません。これは始まったに過ぎない第一歩。今後も農家さんと一緒に、季節の作物の成長を見ながら、相談しながら続けていけることが今の願いです。

 

 

いつでもどうぞ。予約も不要です。

書店の隣にあるお店である、喫茶わにと一緒になったカフェ温土。今までと色々と変わりないとお伝えしてきましたが、変わることも実はあって。「予約は承らない」ことにしました。それは、お店のある建物が書店やシェアオフィスのあるヒラクビルであり、書店に立ち寄った方も気軽にカフェを利用していただきたいという思いから。いつでも、誰でもどうぞ、ご来店は大歓迎です。予約も気にせず、ふらっと、気ままにお越しください。

 

 

 

これからのあの場所

カフェ温土が長くお店を営業していたあの場所は、これから新しい方の入居が決まっています。カフェ温土のシャッターを開け、壁を塗っていた当初では考えられない程にまちなみも、行き交う人も移り変わって来ました。人々が集うことができる場所は増え、情報交換の会話の華は至る所で咲いています。新たにはじまること、はじめましての人、新陳代謝を繰り返しながらも、ずっと見守り続けているまちの先輩方、歴史のあるお店に場所。さまざまな文化や考え、ものが入り混じりながらもあの場所も、この場所も、続いていくことを願って、今日も湯気の溢れるご飯のお釜の蓋を開けて皆様をお待ちしております。

 

 

◎うつわとごはん カフェ温土

【営業時間】10:00〜21:00 (日曜日は19:00まで)

【定休日】毎週水曜

本屋のとなり 喫茶わに

507-0033
本町3-25 ヒラクビル1F
https://z-p15.www.instagram.com/wani_hiraku_02/

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