今年で創業28年の人気パティスリー「シェ・シバタ」が、今春 本町オリベストリートにオープンした複合施設「THE GROUND MINO」にアトリエを構える陶芸作家の東金聖さんとコラボレーションした新商品を2つ発表しました。

多治見にしかないものを

～多治見のアーティストと柴田シェフのコラボ～

①丁寧に焼き上げた風味豊かなクッキー　「スペキュロス」

シナモンやナツメグの華やかな香りにジンジャーやペッパーがピリッと効いたスパイシーなクッキー。はちみつをたっぷり使用したジンジャーシナモン味とキャラメルの香ばしさやカリっとした食感が楽しめるキャラメルスパイス味の2種類の詰め合わせです。東金さんの代表的な器をモチーフにして、ビビットでゴージャスなデザイン。

「ベルギー辺りに多いフレーバーのスイーツ。アジアではまだあまり浸透していないんですがヨーロッパではメジャーなもので、食べるとクセになる味わいです」とシェ・シバタのシェフ・柴田武さん。

【価格】2,484円

【販売】シェ・シバタ各店（※）

　※多治見店・名古屋店・名古屋栄三越店・ジェイアール名古屋タカシマヤ店、オンラインショップ

【発売日】2023年12月10日

②香水をイメージしたボンボンショコラ　「アロマ」

「アロマ（香り）」をテーマにした芳香なボタニカルフレーバーのショコラ。イランイランやラベンダー、レモングラスなど個性豊かなハーブやフラワーに相性の良いフルーツをそれぞれ合わせた9粒の詰め合わせです。こちらの商品も東金さんが缶をデザイン。

バレンタイン商戦を意識した商品で、シェ・シバタとしてこれまでで一番の高価格設定なのだとか。バレンタインの店頭売上が国内最大級として知られるジェイアール名古屋タカシマヤ主催の『アムール・デュ・ショコラ』をはじめ、各地の百貨店ではバレンタイン催事が来年も行われます。「毎年コンセプトを変えながら出店していますが、そんな中、考えたのがこのチョコレート」と柴田シェフ。今季、シェ・シバタで一押しの商品です。

【価格】4,536円

【販売】シェ・シバタ各店（※）、百貨店バレンタイン催事会場、楽天ストア

　※多治見店・名古屋店・名古屋栄三越店・ジェイアール名古屋タカシマヤ店、オンラインショップ

【販売日】2024年1月15日頃

いつか柴田シェフと一緒に仕事がしたい

人生初のパッケージデザインという東金さん。

「約10年前に、東京から土岐へ移り住みました。移住して早々、ケーキが食べたいと思いシェ・シバタへ。それからすっかり虜になり、誕生日はシェ・シバタのホールケーキと決めているほどです。いつか一緒にお仕事をしたいと願っていたところへ今回のお話が舞い込んだ。わくわくした気分で一気にデザインをしました。とても光栄なことです」

色や形、エッジの効いたものを目指して

そんな東金さんの言葉を受けて、柴田シェフからは、ものづくりに対する思いが語られます。

「シェ・シバタが、そこそこ独自性をもったブランドと認識されるようになったのが、自分がやりたいことをお菓子で表現する、デザインで表現するようになってから。目についたり、所謂アイキャッチというものは商品にとって大切ですよね。僕は、いち モノを創る人間として、目立つこと、あとは知ってもらうには‟ボケないこと”が大切だと感じています。色にしても形にしてもエッジが効いたものをいつも目指している。今回のコラボは、ものづくりのコンセプトとしては非常に似ているのかな」

柴田シェフは、2010年から多治見市の観光大使に任命されています。「多治見にはこんなところがある、こんなものがある……多治見の良さや独自性を今後も発信し、打ち出せていけたらいいと思います」と力強く話してくださいました。

多治見発の新たなお菓子が誕生しました。缶のデザインにも注目しながら、ぜひ召し上がってみてください。