岐阜大学の学生3名が多治見市の観光に役立てようと電子チケット「めぐるん多治見チケット」を発売しました。ターゲットは主に20代の女性で、学生の考える‟レトロ”で‟シック”な市内のカフェや美濃焼販売店で利用できます。

今回のプロジェクトには、たじみDMOも協力。2023年5月下旬から現地調査を重ね、scheme verge株式会社が提供する観光ナビアプリ「Horai」でのチケット発売にこぎ付きました。最終的に、利用者の性別や年代などを集計し、今後の観光事業にも活かしていく予定です。

奇しくも、学生3名の出身地は焼き物の産地。

◎多治見出身の坂井泰智さん

「今回改めて観光という視点でまちをめぐってみると、まちの印象が変わりました。魅力的なお店がたくさんあるので、まだ多治見を訪れたことのない人にも、ぜひ来てもらいたいです」

◎常滑出身の大崎紬葉さん

「今回さまざまな店舗に協力していただきました。カフェを訪れればかわいい美濃焼が使われていて、若者目線で見てもステキなまちだと感じました。美濃焼は大学生でも手の届く価格帯のものもたくさんあってうれしいです」

◎瀬戸出身の馬着華凛さん

「瀬戸は焼き物のまちで、幼い頃から身近なものでした。ただ焼き物が大量生産されているだけではなくて、一つ一つに作家や作り手がいるという背景が見えて、焼き物の魅力に改めて気づくことができました」

現地調査をする前の多治見の印象を、色で表すと‟茶色”だったという学生たち。調査を進める中で、まちの人と話し、さまざまな経験を重ねるうちに、彩りが加わり‟萌黄色” ‟橙色”に変化していったと笑顔で話してくれました。

専用サイトでは、学生によるおすすめのルートも紹介されているので、旅の参考にしてみては。

■観光電子チケット「めぐるん多治見チケット」

【販売・使用期間】2023年12月15日（金）～2024年2月29日（木）

【価格】

①めぐるん多治見チケット3,000円

　美濃焼めぐりチケット（500円×2枚）＋カフェめぐりチケット（500円×4枚）

②めぐるん多治見チケットプラス3,800円

　美濃焼めぐりチケット（500円×2枚）＋カフェめぐりチケット（500円×4枚）＋レンタサイクル1日利用券

【使い方】

①Horaiアプリをダウンロード

②Horaiアプリにログインし、めぐるん多治見チケットを購入

③「チケット利用」からめぐるん多治見チケットを選択し、下記参加店舗でチケットの利用を伝える

④チケットの「読み取る」ボタンを押し、店舗にある読み取りシートにタッチ

⑤表示されたチケットを店舗スタッフに提示

【参加店舗・施設】

※2024年1月10日現在

〈美濃焼めぐり〉

織部本店、三角屋、IRISE antique、器の店やままつ、マルト水野陶器、虎渓窯、THE GROUND MINO-at Kiln MINO-、多治見市美濃焼ミュージアム、玉木酒店、PRODUCTS STORE

〈カフェめぐり〉

cafe zakka hinatabocco、SWANTILE Café、フランス菓子サンドール、本屋のとなり 喫茶わに、織部うつわ邸、喫茶ひしや文具店、喫茶木馬、Terrace café 織部、市之倉ベーカリー yakidokoro壱、Sincerite

【主催】岐阜大学グローカルリーダー実践 学生チーム

【協力】たじみDMO・scheme verge株式会社