使わなくなった画材はこちらへ!「画材バンク」の画材贈呈式
2024年2月26日(月)ながせ商店街にある生活介護事業所クリパラボにて、多治見ライオンズクラブ社会福祉環境保全委員会の事業「画材バンク」の画材贈呈式が行われました。
画材バンクとは、家庭や会社、お店などで使わなくなった画材・文具などを障がいのある方や福祉施設へ提供し、それら利用してアート作品を制作する活動です。
今回、多治見銀座商店街にあった文具店「かどこま」の柴田圭二さんが画材バンクのことを聞き、閉店した店内に残っていた画材を提供するのを機に贈呈式が行われました。寄贈された段ボール4箱分の画材の中にはペンや絵の具だけでなく和紙などの包装紙も。また昨年の秋ごろからクリパラボ前に画材バンクのボックスを設置しており、そこで寄贈されたものや、ライオンズクラブの定例会場で集まった画材も一緒に贈呈されました。
クリパラボは、障がいのある方々の社会参加と福祉の増進のために、日中の時間で生活に関する相談や助言、必要な日常生活上の支援・創作活動・生産活動の機会を提供する事業所です。利用者一人一人が研究員として自分の好きなことややりたいことを見つけて取り組んでいます。
多治見ライオンズクラブ会長の佐藤豊さんは贈呈式のなかで「作った絵や作品がもっと広く目に留まり、描いて、見てもらって、やりがいが出て また描くといった循環ができるといいですね」と話します。
今後は、作品は展示即売会をおこなったり、展示会を見て気に入った企業や個人への有料貸出も考えられています。販売や貸出で得た収益は、全て個人に還元されるので作者にとっても次の創作の励みに繋がっているそうです。
「これで終わることなくこの活動を続けていきたい、いろんな場所にもBOXの設置が広がればうれしい」と社会福祉環境保全委員会長の肥田和明さん。皆さんの家にも眠っている画材があれば、ぜひ画材バンクへ届けてみては。
507-0831
多治見市新町1-23 多治見市産業文化センター4F
TEL 0572-23-0303
http://www.tajimi-lions.jp/