どうやって楽しむ?たじみ街あるき音楽祭に行ってみよう!
多治見じゅうが音楽に溢れる一日、たじみ街あるき音楽祭。この日は多治見駅を中心とした6か所で音楽に関するイベントが開催されます。一口に音楽といってもジャンルや演奏形態などはさまざま。今回は吹奏楽経験者のぱんちゃんが、各会場に関わる人たちに“たじみ街あるき音楽祭の楽しみ方”をインタビューしてきました。また実際に合同演奏の練習に参加したレポートもお送りします。ぜひ当日の参考にしてみてくださいね!
そもそも「たじみ街あるき音楽祭」って?
音楽でまちを元気にしよう!を掲げ、駅の南北を中心に市内外音楽家や市民による演奏を楽しめるイベントです。子供から大人まで多世代の市民によるステージ、近隣で活躍する音楽家の演奏、また楽器体験やマルシェなど、街あるきをしながら音楽に触れることが出来ます。音楽を楽しむ場所を一か所にとどめず地域全体でお祭りにしてしまおうというこのイベントは、多治見市民の音楽を含めた文化の向上を目指す意味も込められています。
あなたの楽しみ方を教えてください!
全6会場で開催されるたじみ街あるき音楽祭、各会場に関わる人たちに楽しみ方を聞いてきました。
■JR多治見駅南北自由通路、多治見市役所駅北庁舎 “奏者の息遣いまで聞こえるようなライブ感”
たじみ音楽でまちづくり市民協議会の堀江博行さんにオススメの楽しみ方を聞いてきました。
「JR多治見駅南北自由通路でのストリートピアノでの演奏は、コンサートホールで聴くのとはまた違った迫力を感じられます。またこの機会にぜひ本格的なクラシック音楽にも触れてみるのもオススメです。多治見市役所駅北庁舎では、弦楽四重奏や子どもたちのピアノ演奏を室内でゆったりと楽しめますよ」
なるほど、カジュアルに本格的な演奏を楽しめそうです!
■プラティ多治見 “老若男女誰もが楽しめるバラエティの豊かさ”
JR多治見駅直結の商業施設 プラティ多治見の支配人 渥美さんのオススメの楽しみ方はこちら。
「プラティ多治見では2階と3階のデッキに会場を設けており、様々なジャンルを楽しむことが出来ます。ダンス、ギター、バンド演奏…ピアノとヴァイオリンのデュオは必見です。また合間に大道芸人も登場し、お子様から年配の方まで楽しんでいただけます」
確かに演奏だけでなくダンスにも音楽が不可欠!色んなジャンルが楽しめますね。
■バロー文化ホール “自分も参加して楽しむ”
バロー文化ホール館長の宮島さんからは、誰でも参加型の楽しみ方をご提案。
「バロー文化ホールではいくつかの催しを企画していますが、どれも幅広い年代の方が楽しめる企画となっています。特に打楽器パフォーマンスチームと一緒に演奏できる企画は、文化ホール所有の民族楽器を実際に使用しながら誰でも気軽に参加できる楽しいイベントになりそうですよ」
楽器の心得が無くても気軽に参加できる!これはうれしいですね。
■虎渓用水広場、多治見駅南広場 “演奏している人たちにフォーカスを当てる”
集まれたじみ吹奏楽!のエンディング、合同演奏を指揮する余語さんと多治見消防音楽隊の中島さんは、こんな楽しみ方を提案してくれました。
余語さん「普段は学校で演奏している子どもたち、それぞれ色んな思いを持って演奏しています。一年生はまだ楽器を持って数か月、2年生は先輩が引退して自分たちが引っ張る立場になったばかり。そういった彼らの気持ちを少し想像しながら聴いていただくと、また聴こえ方が変わってくるかもしれませんね」
中島さん「演奏しているのは地元の中学生から一般のプレイヤーたちまで幅広い年齢のメンバーです。普段別々の場所で生活している人たちが一つの音楽を楽しんでいる、そんな場面を見て聴いて、何か感じ取っていただければ」
一人一人が集まって一つの演奏が出来上がる、当たり前だけど忘れがちなことですね。
集まれたじみ吹奏楽!の合同練習に参加してきました
9月15日(日)の午後、バロー文化ホールの大ホールの舞台に約75名のメンバーが各々楽器を持って着席しました。反響板やひな壇こそありませんが、やはり舞台の上はちょっと緊張…大人も学生もごちゃまぜで着席し、パートもばらばらに分担しています。私の隣は多治見中学2年生の女の子でした。
挨拶もろもろが終わって「さて、チューニング」と指揮の余語さんの一声があって音を出し始めると、もう早速合奏へ。まずはオープニングにぴったりな行進曲 アルセナールから、とりあえず一度通してみて返しながら調整していきます。さすがにこの人数での合奏は迫力がある…!
アルセナールを含めて演奏するのは全部で4曲。全て一度通してから返し練習を繰り返します。各曲の間には休憩時間、消防音楽隊の男性に中学生との演奏はどうですか?と尋ねると、「やっぱり体力が違いますね。指示を素直に受け入れながらコツコツ頑張っている様子を見ると、自分たちも頑張らなくちゃと刺激を受けます」とのこと。確かに休憩時間も音の確認をしたり友達とおしゃべりしたり、とっても元気!逆に中学生にも話を聞いてみると、「いつもの合奏より人数が多いけど、知っている人もいたし皆さん気軽にお話してくれるので緊張しませんでした」とのコメント。同じ舞台に乗るメンバーとして、気軽にコミュニケーションが取れているようです。
さて全部の曲練習が終わり、いやー今日は頑張った!とほっとしたのもつかの間、余語さんから「はい、お疲れ様でした。じゃあ10分後、最後に全部通しましょう!」の一言。全員から「えーーー!!!」と悲鳴が上がり、更にメンバーの一体感が高まったのでした…
この記事を読んで「こんなの読んだら居てもたってもいられない!私も演奏したい!」と思ったあなた、ぜひ当日の15:30に楽器を持って虎渓用水広場へ来てください。合同演奏の一番最後に演奏する“星条旗よ永遠なれ”は、飛び入りの演奏も歓迎だそうです。楽譜は各々ご準備を。ぜひ一緒に吹奏楽の楽しさを味わいましょう!
■たじみ街あるき音楽祭
【開催日時】2024年10月27日(日) 10:00~16:00
【開催場所】虎渓用水広場、多治見駅南広場、プラティ多治見、JR多治見駅南北自由通路、多治見市役所駅北庁舎、バロー文化ホール、ヤマカまなびパーク( 雨天時 )
【お問合せ】多治見市文化スポーツ課(0572-22-1193)
たじみ街あるき音楽祭の詳しい会場や出演者、スケジュールはこちらからチェックしてみてください。
1日まるっと音楽が溢れる多治見、音楽ファンの人も普段なじみのない人もどなたでも楽しめるイベントになりそうです。まちあるきを楽しみながら、耳に入ってくる音に誘われるまま、あちこち会場を巡ってみてくださいね。