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例) 多治見 まち イベント

もの  2022.05.23

まちを歩いて見つけてみて!あっつう多治見の「空中スイカ」

あっつう度

もうすぐ暑い夏がやってきますね!本格的な夏になる前に、家庭で野菜を育て始めた人も多く、まちを歩くと庭先のプランターに苗が植えられている様子を目にする機会が増えました。「日本一アツイまち」とも呼ばれた多治見市では、暑さ対策の一環として2017年から空中スイカの栽培に取り組んでいます。

はじめはオリベストリートで夏にぴったりのスイカで緑陰づくりをしようと、近隣にお住いのその道のプロの指導により独自に栽培していました。現在は多治見市の支援の下、駅前商店街、なかせ商店街等含めた中心市街地の通りを中心にエリアを拡大しています。

 

 

多治見の商店街で育て上げられるスイカ

家に畑がないからスイカは栽培できないと思っている人も多いのでは?空中スイカは狭い場所でも栽培できるように地植えではなくネットをかけた支柱にスイカのツルを絡ませて育成させるので、広いスペースや畑も必要なく夏の定番スイカの栽培が楽しめます。

 

多治見市では今年もたくさんの有志が参加し、本町オリベストリート、ながせ商店街、駅前商店街で31カ所70鉢でスイカを栽培中です。今回は、ながせ商店街で毎年空中スイカを育てているお店に話を伺いました。

ながせ商店街で写真プリント店の経営をご夫婦でしているイノーカメラ。ご主人が幼い頃からカメラが好きだったこともあり、1979年にお店を開業。ご夫婦でたくさんの人の思い出をフィルムに収めてきました。

 

「昔はこのながせ商店街も見渡すほどにたくさんの人が歩いてた。今は昔ほどの賑わいはないけれど、商店街をのんびり歩く親子連れがスイカの苗を珍しそうに眺めながら会話をしている姿が見られる。スイカをきっかけに会話が弾むこともあるから、楽しみにしているよ」と店主の伊納さんは話します。

 

 

今年はスイカの実を3つ実らせることが目標

お店の前でスイカの栽培をしている伊納さん。毎日、シャッターを開けたらスイカの手入れも欠かさず行っています。手間をかけて手入れするからこそ、その年によってスイカの苗の成長の仕方が違うことが分かり、水やりの時間帯や温度の調整、ツルの誘引など毎年気をつけているそうです。それでも実がなりにくくなるので苦戦したり、簡単に実をつけてくれないのも栽培の面白いところなのだとか。

 

「去年は甘いスイカの実が3つ以上も出来たから、今年の目標も最低でも3つは実らせる事かな」と笑い合うご夫婦の丹精込めて作るスイカはながせ商店街のイノーカメラで見ることができます。今日も店の扉から、まち行く人々の姿を眺めてくれているかもしれませんね。

 

ぜひ多治見のまちを歩きながらスイカの苗も探してみてください。本町オリベストリート、ながせ商店街、駅前商店街で生育の状況も違うので楽しめそうです。機会があればお店の人にスイカのことについて聞いてみるのもいいかもしれないですね。空中スイカの栽培にチャレンジしてみるのもオススメです。

 

 

イノーカメラ
【住 所】多治見市本町3丁目54−1
【定休日】水曜
【時 間】10:00〜17:30
【電 話】0572-23-6748

 

 

〜成長日記〜

たじみDMOでも空中スイカの栽培を行っています。今年は空中スイカを育てるのが初めてというDMOメンバーのイガが頑張って育てています!
スイカを植えたのは5月1日。2週間で苗は大きく成長し、花が咲き始めました。雄花はたくさん咲くのですが、雌花がなかなか咲きません。

5月20日なかなか雌花が咲かないので、親ヅルを摘芯しました。親ヅルを伸ばしておくと栄養をすべて吸い取ってしまったり、子ヅルが3本伸びてきたら親ヅルを摘芯すると良いそうです。

子ヅル1本につき、実を1つ実らせる目標で成長させていきたいと思います。

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