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例) 多治見 まち イベント

場所  2024.12.20

FOR YOU MAP in TAJIMI まちを深堀リサーチ vol.3-羊鳴軒-

あっつう度

多治見で活躍する有志、多治見の魅力をもっと伝えたいメンバーで構成された「多治見MAP制作実行委員会」が『FOR YOU MAP』と称し、マップを作りました。
第一弾の『FOR YOU MAP 本町オリベストリート編』に引き続き、第二弾の『FOR YOU MAP モザイクタイルミュージアム編』が完成。 

 

このMAPは実行委員会メンバーが「〇〇なあなたに行って欲しい」をテーマにモザイクタイルミュージアム周辺で選んだ多治見のスポット(お店だけじゃなく風景も)をそれぞれの紹介文とともに掲載しています。

 

FOR YOU MAP モザイクタイルミュージアム版

 

制作メンバーの各スポットへの思いはMAPの紹介文に詰まっています。おすすめの食べ方、歩き方、ルート、こだわりなど伝えたいことは山のようにあって、書ききれないほど……。そんな思いを多治見にこれから訪れる皆さんに読んでほしい!

ということでFOR YOU MAPの深掘りをA2web編集委員がリサーチ。

 

今回は、多治見市でフリーランスの編集者・ライターとして活動する笹田理恵さんにMAPで紹介している「羊鳴軒(ようめいけん)」について話を聞きました。

 

編集者・ライター dig笹田理恵さん

 

笹田さんは、2017年に愛知県から移住。現在はぎんざ商店街に事務所を構えて、編集者・ライターとして活動しています。A2Webの編集担当でもあります!また多治見の飲食店とコラボしたお土産やまちの人のインタビューを発信する「dig(ディグ)」という取り組みをしています。

 

digが手掛けている多治見のお土産は「PRODUCTS STORE」「ハナタロウ商店」で販売

 

笹田さんが紹介するのは笠原町の羊鳴軒です。「ヤギミルクのソフトクリームがあるよ」と友人に聞いて行ったことがきっかけ。

 

「初めはヤギミルクのソフトクリームって食べたことが無いし、どんな味なのか少し不安だったほど。でも、優しい甘みでさっぱりとしていてすごくおいしかったんです」

羊鳴軒は文房具店・キューピーに併設されたスイーツ店。キューピー店内でソフトクリームを食べられたことも印象的で、「多治見が地元ではないけれど、子どもの頃に通っていた文房具店とリンクする雰囲気でとても懐かしい気持ちになった」と笹田さん。

 

ヤギミルクのソフトクリームと隣接する文房具店の魅力を深掘りするために笠原町にある羊鳴軒を取材。優しさあふれる店主とヤギソフト誕生ストーリーをお楽しみください。

 

「ソフトクリームが好きな」あなたへ

 

笠原町の文房具店・キューピー。その隣にある羊鳴軒を営む代表の谷口慶次さんに話を伺いました。

 

2027年に創業100年を迎える文房具店キューピー

 

1927年に笠原町でキューピーは始まりました。「キューピー」という店名は、谷口さんの祖父がセルロイド人形のキューピーが可愛いという理由で付けられたそう。大正時代の頃はリアカーで名古屋まで文具や生活用品など仕入れをしていたそうです。

 

モザイクタイルミュージアムの場所は1966年まで小学校があり沢山の子どもたちが利用していました。地元の60代から80代の人たちにとってはよく知られた文房具店です。

 

文房具店・キューピー三代目、羊鳴軒店主 谷口慶次さん

 

文房具店キューピーの三代目であり羊鳴軒を営む谷口さんは、1999年にできるだけ農薬や化学肥料を使わない貸農園「ゆめくらぶ」の活動を始めました。創業立ち上げメンバーは4人でしたが今は25人ほどがゆめくらぶで田畑を借りています。

 

笠原町を中心に市内の休耕地を谷口さんが整備し、メンバーが使用します。器具やトラクター、コンバインなどは全て谷口さんが管理しているため道具をそろえる必要はありません。

 

ヤギの食事は朝夕の2回

 

ゆめくらぶの活動を始めてまもなくヤギを飼い始めました。出産の都度2頭、3頭と増え現在では30頭ほどを飼育しています。しかしヤギが多くなることで餌代も増えていきます。その餌代を稼がなくてはいけないと始めたのが羊鳴軒です。

 

土日には羊鳴軒の駐車場でヤギと触れ合うこともできます。最近では市内の介護施設に9頭ほど出張しています。敷地内の除草が目的でしたが、入所者の癒しの存在になっているのだとか。

 

 

FORYOUMAPコメントdig 笹田理恵さん

- その隣にあるヤギミルクのソフトクリームを食べられるお店。山羊ソフトは五月~八月だけの限定販売。カヌレとフィナンシェもおいしい。

笠原町内の畑でヤギを飼っていて搾乳しているそう。

店主さんからヤギの話を聞きながら、文房具店の中でソフトクリームを食べられるところも面白い。つい文房具も物色。

 

期間限定ヤギミルクのソフトクリーム

 

ヤギミルクのソフトクリームは5月~8月の季節限定。非加熱のソフトクリームは加工工程の関係でヤギのミルクを長野県から取り寄せられています。

 

クセもなくさっぱりして食べやすいヤギミルクのソフトクリームはカップに入って上にコーンが刺さっています。これは販売を始めたときに幼い子どもがソフトクリームを落とし泣いてしまったため、どうにかしなくては……とカップに入れて、ソフトクリームが溶けてきても流れないようにイチゴで堰き止めました。オシャレな見た目ですが、SNS映えが目的で始めたのではなく、子どもでも食べやすいようにと考えた谷口さんの優しさから生まれたものでした。

 

 

ヤギのミルクを使ったカヌレとフィナンシェは年中販売しています。加熱処理がされるカヌレとフィナンシェはゆめくらぶで飼われているヤギのミルクから作られています。カヌレの外側はかりっとしていて中はしっとりとしています。ヤギミルクをたっぷりと使った生キャラメルもとてもおいしく好評です。

 

近くのモザイクタイルミュージアム前のベンチなどでも食べられますが、隣接するキューピーの一角にあるテーブル席で店内の文房具を眺めながら食べるのもおススメです。

 

 

■羊鳴軒

【営業時間】土日祝のみ営業10:00~17:00

【住所】岐阜県多治見市笠原町2109-1

【電話】0572-43-3171

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