「伝手展 vol.09 〜食とうつわで多治見を巡る〜」開催のお知らせ
玉木酒店は、JR多治見駅からほど近い「ながせ商店街」にある大正時代創業の老舗の酒屋です。日本酒やワインなどを販売するほか、さまざまな企画展やイベントを開催しています。今回ご紹介するのは、毎年恒例の企画展『伝手展(つててん)』です。
坂上町にある若手や多治見市近郊の陶芸作家のためのオープンシェア工房「司電気炉研究所(通称:司ラボ)」と共に開催。ここで活動している陶芸作家が、毎年テーマに合わせた作品を発表しています。

今年のテーマは“食とうつわで多治見を巡る”。
9名の作家がそれぞれ多治見市内のお気に入りの飲食店をイメージして作品づくりをしています。会期中には、各店舗で実際に料理提供に使用されています。『伝手展』と併せて、多治見のまちめぐりをしてみませんか。
オープニングには角打ちイベントも開催されます。

■伝手展 vol.09 〜食と器で多治見を巡る〜
【会期】2025年6月12日(木)〜6月22日(日) ※水曜定休
【時間】9:00〜19:00
【場所】玉木酒店 2F「kakurega」
【協力店舗 × 出展作家】
・ 日本酒食堂hularito × 鬼頭里美
・ COTORA COFFEE × 深見達希
・ のぶ味 × 松本幸介
【主催】司電気炉研究所・玉木酒店
■オープニングイベント「角打ち」サケスタンド
立ち飲みスタイルでお楽しみください。
【日時】6月14日(土)16:00〜20:00
【会場】玉木酒店 1F「anabar room」

「benさんとコラボするなら今までとは違う新しい事に挑戦したいと思い、打合せを重ねました。前々からやってみたい事としてふわふわしてたものを、カタチにするなら今だと思いました。今回初の試みでできた作品自体はかっこいいけれど、料理を盛ったイメージが沸かずに、少し不安のある中でPOP用の撮影日。実際に料理を盛ってみて作品が全然違うものに見えました。料理を盛り付けて一体になる事で、互いの存在がより際立つ器が完成したと思います。benさんとじゃなければ、この器は作らなかったし、作れなかったです」中川夕花里

「喫茶わにさんは、私が多治見で初めて訪れた喫茶店でした。私は小さいころから本が好きで、将来本屋に住みたい!と思っていたくらいでした。本に囲まれた喫茶わにさんの空間は、そんな昔の自分の気持ちを思い出せると同時に、今の自分の時間も大切にできる場所だと思っています。喫茶わにさんで味わえる穏やかであたたかい時間と素敵なお食事を、ぜひ楽しんでいってください」橋本きおな

「多治見に来る前、知り合いに「向こうに行ったら味噌味以外のものは食べれないぞ!笑」と脅された。それは冗談なのに18歳の松本は半分本気で捉えていた。当たり前だが味噌味だけな訳がなく、なんならそっちの方が少数派だ。内心、味噌文化を期待していた自分にとってその現実はちょっぴり寂しかった。「こってこての味噌料理が食べたい。」そうして辿り着いたのが、のぶ味さんだった。おでんの如く地元民に愛されてきた時間が染み込む店内。その一部になれて本当に幸せだ。こういう瞬間の為に自分はモノづくりをしているんだと思う。
いま自分のできる全てを愛しきのぶ味へ捧ぐ」松本幸介
※サムネイル COTORA COFFEE × 深見達希
507-0033
多治見市本町4-46
TEL 0572-22-0004
https://www.instagram.com/tamakisaketen_official/