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例) 多治見 まち イベント

こと 場所  2023.03.02

土岐の窯元で重箱絵付け「多治見るこみち」体験レポート③

あっつう度

「多治見るこみち」とは、多治見市近郊、東美濃エリアで開催される体験観光型プログラムを集めたもの。主催するたじみDMOスタッフで A2 web編集部のさわだが、オリジナルアロマオイルづくりタイル工場見学・オリジナルタイル制作を実際に体験し、レポートで発信しています。最後に訪れたのは、多治見市の東隣りに位置する・土岐市駄知町。窯元でお重箱に絵付け体験を行います。

 

多治見るこみちの概要と予約方法などは、体験レポ―ト①アロマオイルブレンドづくりの記事をぜひチェック!

 

自分だけのアロマオイルづくり「多治見るこみち」体験レポート①

 

土岐市・buzan 武山窯 一点だけのお重箱づくり

 

土岐市駄知町は、窯元が多くあるエリアです。戦前から美濃焼の産地として栄えた地域ならではの古い建物やレトロなまちなみが広がります。ナビを頼りに対向車がすれ違えないほどの細い路地を進みつつ目指すのは、煉瓦づくりの煙突が目印の武山窯(ぶざんがま)です。

 

武山窯は創業60年。「盛り付けるのも食べるのも楽しくなるような、暮らしを彩る優しい手描き絵付けのうつわを作っています」と話してくれたのは、絵付け師の達久美子さん。「先生ではなく、おかみさんって呼んでください。一緒に楽しみましょうね」と笑顔で迎えてくれました。

 

 

武山窯では、絵付けする器の種類を季節ごとに変えて開催されていて、この日の器はお重箱。「これから先もずっと家族や仲間など大切な人と食卓を囲んでいけたら」と願いをこめ、母と一緒に参加して一つのお重を作ることにしました。

 

まずは鉛筆で、椿の絵を下描き

 

大小2種類のお重から好きなサイズを選びます。私たちは直径18cmの大きな重箱を選びました。何の絵柄もついていないクリーム色のお重を前にすると、実際の大きさよりも随分と大きく感じられて尻込みしそうになります。

 

頭の中にあるデザインをどう器に反映させるのか……。全体を見ながら、蓋、一段目、二段目の絵柄の位置やバランスを考えるのがむずかしい!おかみさんにアドバイスをもらいながら、鉛筆で一気に下描きをしました。

 

 

おいしい旬の器に、手描きの絵付けを

一発勝負の連続!しっかり筆に意識を集中させて絵付けを

 

いよいよ絵筆に持ち替えて絵付け作業に入ります。不慣れな筆で曲面に描く作業は、呼吸をするのも忘れてしまいそうになるほど集中しました!上絵の具の含ませる量、筆を進めるスピードやリズムで、同じように描こうとしても個体差や個人差が出ます。

 

さらに難しかったのが、塗りの作業。輪郭を描いていた筆よりも太い筆で面を塗りつぶしていきますが、どうしてもムラができてしまいます。

「ポンポンと筆を置くように塗ると良いですよ」とアドバイスが。それでもなかなか思うようにはいきませんでした。

 

料理を盛り付けた様子も想像しながら

 

これまでも工房見学などで絵付けの様子は見たことがありましたが、見るのとやるのは大違い!まさに職人技といえる手仕事の素晴らしさを改めて感じました。

 

 

貴重な絵付け体験「イッチン描き」も

絵付け師(おかみさん)の達さん(右側)

 

私たち親子のほかに、参加者がもう一人いらっしゃいました。お話を聞くと、これまで数えきれないほどたくさんの「多治見るこみち」プログラムに参加している方でした。

 

「毎年リピート参加しているものもあります。多治見るこみちで初めて知るような場所もあるし、いろいろな体験ができるのが楽しい!」と話してくださり、武山窯での体験も今回が2回目とのこと。「これまでにも何度か絵付け体験をしたことがありましたが、イッチン描き(※)をさせてもらえるところはなかなか無いと思うので参加しています」

 

※イッチン描き
イッチンと呼ばれる道具に化粧土や釉薬、あるいは絵具を入れ、素地の上に絞り出して盛るように文様を描いていく方法。(参考:工芸用語集)

 

 

一つ一つスポイト型の道具を使って描かれた模様は、レース編みのように繊細です。可憐な表情とは裏腹に、絞り出すには力も必要とのこと。絵付けの技法もさまざまな種類があることが分かりました。

 

無我夢中で作品づくりに没頭した時間。予定の時間を随分と超過してやっと完成させることができました。こんなに集中したのはいつぶりだろう……と、やり切った後の心地よい疲れが全身を包みます。

 

完成したお重箱

 

完成したお重箱は、線はいびつで色むらもありますが、「それも味だね」と家族で笑いました。何より母と一緒に一つのものを作ったこの時間がかけがえのないものに。このお重を使うたびに、この気持ちを思い出すのではと思います。我が家にとって大事にしたい器がまた一つ増えました。

 

buzan 武山窯

【住所】土岐市駄知町1268-58

【電話】0572-59-8901

※3月4日(土)「美味しい旬の器の手描き絵付け」を開催します。第三弾となる今回は、お抹茶碗に絵付けします。小鉢やカフェオレボウルにも。

 

 

多治見るこみち 3つのプログラムを終えて

 

無心になってものづくりをしたり、新しいことを学べる「多治見るこみち」。オトナになって遠ざかってしまった「時間」がそこにはありました。多治見に住んでいても知らなかったこと、人、ものづくりに出会うことができて、気分転換はもちろん、単調な毎日に変化をもたらせてくれました。

 

今年度(2022年)、「多治見るこみち」は通算で68のプログラム(※)が開講されています。来年度、どんなプログラムがあるのか今からとても楽しみです。「多治見るこみち」でしか出会えない、とっておきの体験が待っています。多治見るこみちで新しい発見を探しにいきませんか。

 

多治見るこみち ホームページ

 

※最も多くのプログラムが開催されるのは秋。2023年2月現在は24のプログラムをご案内しています。
多治見るこみち事務局(たじみDMO内)

507-0033
本町3-25 ヒラクビル3F
TEL 0572-51-8156
MAIL tajimirukomichi@tajimi-prc.com
https://tajimirukomichi.jp/

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