JR多治見駅の南側にある複合商業施設「クリスタルプラザ多治見（ヤマカ興産株式会社・代表 加藤智子さん）」の壁面アートが、開業15周年を記念してリニューアルされました。2023年3月11日に除幕式が行われ、岐阜県立多治見工業高等学校（※）・産業デザイン工学科の生徒5名による作品がお披露目されました。作品はそれぞれ3メートル四方もある大作です。

※多治見工業高校

1898（明治31）年に設立した歴史と伝統を誇る工業高校。産業デザイン工学科のほかに、セラミック工学科、電子機械工学科、電気工学科、専攻科（陶磁科学芸術科）があります。2022（令和4）年度よりデザイン科を産業デザイン工学科に再編。

基本的な内容から応用的な作品制作まで、自主的な取り組みを重視して、より積極的な技術者の育成を目指して、写し取る力（デッサン力）、創り出す力（創造力）、相手の考えを読み取る力（洞察力）、アピールする力（表現力）を育むため、幅広い学びを実践しています。

〈採用された作品の作者〉

橋本瑛菜さん、鬼頭響さん、工藤楓太さん、土本夏未さん、平かのんさん

クリスタルプラザ内には、人間国宝で陶芸家の加藤孝造さんが制作した「環」という陶壁があります。この陶壁のモチーフでもある四角、丸、三角を取り入れたメインアートは業者に制作依頼し、高校生作品の横に掲げられています。

JR多治見駅の南側は、クリスタルプラザの壁面リニューアルをはじめ、駅直結の商業複合施設「プラティ多治見」やホテル「くれだけプレミアム多治見駅前店」の開業、高層マンションの「ミッドライズタワー多治見」建設、そして、東濃信用金庫本店のビル建て替えなど再開発が進み、街並みがガラリと変わりました。車で通りすぎるだけでも圧倒されますが、この変化はぜひ歩いて感じてもらいたい！季節も良くなってきました。ぜひ、多治見駅周辺のまち歩きへお出かけください。