多治見市文化財保護センター企画展「陶器商の蔵」
多治見市文化財保護センターで、明治時代に活躍した陶器商の資料から、当時の美濃焼の販売や、陶器商の日々の暮らしについて紹介された企画展「陶器商の蔵」が開催されます。

美濃焼の生産・流通が盛んになる江戸時代末期。やきもの販売を専門とした商人が現れます。仲買人とよばれるこれらの商人は、のちに陶器商とも呼ばれ、名古屋、江戸、大坂(大阪)をはじめ、全国に美濃焼を販売しました。

特に現在の多治見市本町オリベストリート沿いには、明治時代になると20軒を超える陶器商が立ち並び、またその周辺には上絵付け業や荷造り業など、関連する業者が多く集まりました。明治時代は多治見の陶器商が隆盛を極めた時代といえます。また西浦焼をはじめとする輸出陶磁器の生産販売も盛んになり、全国から買い付け業者が多治見を訪れるなど、街は大変賑わっていたといわれます。

明治時代~昭和初期の陶器勘定帳、見本カバンなどの商売に関する道具、陶器商の暮らしの中で使用された漆器類など紹介されます。ぜひご覧ください。

■多治見市文化財保護センター企画展「陶器商の蔵」
【会期】2025年1月27日(月) ~ 6月20日(金)
【休館】土、日、祝日(2月8日㈯、6月1日㈰は開館)
【時間】9:00~17:00(最終入館 16:30)
【場所】多治見市文化財保護センター 展示室(旭ヶ丘10-6-26)
【入館料】無料
■関連企画 文化財講座「陶器商のまちをぶらぶら歩く」
本町オリベストリート周辺は陶器商のまち。今も残る明治・大正の面影を探してぶらぶら歩きます。
【日時】2025年3月1日(土)13:00~15:00
【集合場所】多治見市役所本庁舎玄関前(日ノ出町2-15)
【定員】20名(先着順)
【申込期間】2025年1月27日(月)9:00~2月28日(金)17:00
【申込先】多治見市文化財保護センターへ電話またはメールにて
(電話:0572-25-8633 メール:hogo-cen@city.tajimi.lg.jp)
【参加費】無料
507-0071
多治見市旭ケ丘10丁目6-26
TEL 0572-25-8633
MAIL hogo-cen@city.tajimi.lg.jp
https://www.city.tajimi.lg.jp/bunkazai/