美濃陶芸協会ギャラリー企画展 冨岡大資作陶展
美濃陶芸協会ギャラリーにて2月11日(火・祝)から冨岡大資さんによる個展が開催されます。
冨岡大資さんは岐阜県大垣市に生まれ育ちました。信楽町出身の父君が陶器商を営み、趣味で手回し轆轤を使っていたことから、身近な存在であった陶芸の道へ。
愛知県瀬戸市の陶芸家の元で修業を積み、地元に近いところで陶芸活動をしたいとの思いから2002年池田町に工房を構えられました。
冨岡さんの初期の作品は粘土を紐状にして生地に貼る“線文”が特徴であり、公募展にも積極的に挑戦し入選を重ねていきました。しかし独立後、“線文”を続けるにつれて「自分だけの、何か新しいことを始めたい」との想いが強くなっていったそうです。
たまたま手にした『花粉図鑑』。花粉の拡大写真を目にした瞬間、これだ!というひらめきがあったそうです。それからは頭の中で描く鮮明な花粉のイメージをどのように粘土で表すか、微細な花粉のディテールをどう形作るのかに着手し、そこで小さな凹を連続して施すことを思いついたといいます。
試行錯誤を重ねた冨岡さんは、石に柄をつけて使用する耐久性と使い易さを兼ね備えた自作の刺突具で無数の連続した凹部による文様を、『点刻文(てんこくもん)』と名付け、自身の代名詞となる作品に育て上げました。
今回の作陶展では串状の道具を用い、一点一点を丹念に刻んだ点刻文の器を中心に展示されます。ぜひご覧ください。
【会期】2025年2月11日(火・祝) 〜 2月24日(月)
【時間】10:00〜16:00 (最終日は15:00まで)
【会場】美濃陶芸協会ギャラリー 智結蔵1階
【休廊日】会期中無休
※3/14(金)〜 3/23(日)はギャラリー碗 [one]で開催(名古屋市東区東桜1-14-27 )
507-0033
多治見市本町6-57-1
TEL 0572-25-5551
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