スペース大原は、100 年以上前に建てられた民家をリノベーションしたギャラリーです。こちらで市川岳人さんの個展が開催されます。

市川さんはひとつひとつの木の特徴を捉えながら、旋盤（工具の一種）によって削り出すことで作品を制作しています。

「彼の木に対する繊細な眼差しは、常に各々の樹木への愛着と憧憬に満ちており、その姿勢は作品からも読み取ることができます。市川さんの作品の連なりによって生み出される空気感を、木質空間との関係性の中で体感していただければ」と、オーナーでギャラリストの伊藤達信さん。

スペース大原では2回目となる個展です。今回も花器を中心に、木の塊を球体状に削った「杢星」シリーズなど、それぞれの樹種の性格を生かした作品群が並びます。

会期中は引き戸を開け放して、庭と一体的になった空間で展示を楽しめます。新緑が美しい季節、どうぞご堪能ください。

■市川岳⼈ 展

【会期】2023年4月29日（土）～5月7日（日）

【時間】13:00～18:00　会期中無休

【会場】スペース大原（小泉町3-3）

※JR太多線小泉駅より徒歩10分（駐車場あり）

【作家在廊日】4月29日（土）

「生まれ育った日本という国への愛情、異国の地の文化や自然への憧れ、

長い年月を重ねた味わい深いものへの敬意、はじめて見るような新しいものへの好奇心、

今まで見て、聴いて、触れて、感じてきたすべての経験が

私のものづくりの素になっています。

その経験をいかし、みなさまの日々の暮らしが少しでも心地よくなるような

ものたちをつくっていけたらと思います　（市川岳人）」

（市川岳人オフィシャルサイトより）