もの 場所  2022.09.20

「四季と器と 2022 あっつう多治見の涼しい夏」イベントレポート 後編 -ながせ商店街・多治見駅周辺・本町オリベストリート-

2022年8月27日(土)、28日(日)に開催された「四季と器と」。今年新たにスタートしたこのイベントでは、夏にちなんだ「器」とかき氷などの「冷たいスイーツ」が多治見市内の約50店舗に点在。まちを巡りながら多治見の夏を味わう企画は、盛況の中で幕を閉じました。

 

レポートの前編では、多治見・北部エリアの小泉、たかたおなだストリートの店舗の一部を巡りました。後編では、ながせ商店街から多治見駅周辺、本町オリベストリートの様子をご紹介します。イベントに参加された方も、足を運べなかった方も、記事を通じて各店の限定企画や器と食の楽しさを味わってもらえたらうれしいです。

 

イベントレポート前編 -小泉・たかたおなだストリート-は こちら

 

 

かまわ庵 漢塾による「秋望茶会」 玉木酒店

 

 

ながせ商店街の「玉木酒店」では、茶道教室「かまわ庵」による茶会が開かれました。かまわ庵とは、2023年春に本町オリベストリートにオープン予定の複合施設「かまや」の中に開かれる茶室のこと。裏千家茶道講師・陶芸家の沼尻宗真氏による指導のもと、玉木酒店・店主の玉木秀典さんをはじめ、陶芸家、デザイナー、たじみDMO社員などの男性9人でお茶の作法を学んでいます。

 

 

 

普段はお酒や調味料などの商品が並ぶ1階に、特別に設けられた茶席。今回は夏のおもてなしとして、冷水点(冷たい抹茶)が振舞われました。お菓子は、玉木酒店からすぐの「菓子司 香風かね政」とのコラボ。待ち遠しい秋を表現した「月鏡」は思わず写真に収めたくなる美しさです。

 

かまわ庵 漢塾、二度目となる今回の茶会では、60人を超えるお客様が足を運んだそうです。メンバーは5人から9人に増え、多治見のお茶文化に新しい風を吹き込んでいます。今後の活動にも期待です。

 

関連記事「【イベントレポート】人生の楽しみ方 -漢茶会 かまわ庵-」は こちら

 

玉木酒店

【住所】多治見市本町4-46

【営業時間】9:00~19:00

 

 

ハンガリーの「桃のスープ」を 喫茶わに

 

 

玉木酒店と同じくながせ商店街に位置する「喫茶わに」。宝飾店を改装したヒラクビルの1階にあり、本とともにスープやデザート、コーヒーなど食事とお茶が楽しめるカフェです。

 

 

今回はイベント限定で、ハンガリーのフルーツスープから「桃のスープ」をわに風にして提供。美濃加茂の山仲(やまのうえ)農園の桃をふんだんに使い、フランボワーズやサワークリームなどを加えて作られています。ココナッツのパンナコッタが浮かんでおり、添えられたコーヒーソースで味の変化も楽しめました。

 

桃のスープには、ながせ商店街にある「ヤマニ陶器」のガラス皿を使用。リムが大きいアンバー(琥珀)色の皿は存在感抜群。涼し気な印象で、桃色とアンバーのコントラストが美しい一皿でした。

 

本屋のとなり 喫茶わに

【住所】多治見市本町3-25 ヒラクビル1F

【営業時間】10:00~21:00(日曜のみ19:00まで)

 

 

小中高の3人で結成されたSSKレモネード tekolin

 

 

オリジナルの洋服やハンドメイド雑貨、思わずくすっと笑える文具などが並ぶ「tekolin(テコリン)」では、イベント限定でレモネードを販売。小学6年、中学2年、高校1年の3人組のチーム「SSKレモネード」による企画です。

 

 

今回は、レモネード、レモネードコーラ、レモネードジンジャーの3種を用意。試飲を繰り返したり、Zoom会議で企画を詰めたりするなど本格的な取り組みに!

 

テイクアウト用のパッケージに貼られたメッセージも、3人で考えたアイデアなのだとか。「今後もできる限り続けていきたい!」と笑顔で意気込む3人。陶器まつりなどのイベントで、また会えるかも!?

 

tekolin

【住所】多治見市本町3-28-1

【営業時間】10:00~17:00

 

 

多治見のガラス作家による手仕事の器 PRODUCTS STORE

 

 

 

多治見駅・南口からすぐの「PRODUCTS STORE」は、産地商社による直営店です。陶芸作家から窯元まで幅広いラインナップで、器とともに作り手の人柄が分かるポップも並んでいます。

 

この日は、「みずのみさ・藤居奈菜江 二人展」の最終日。多治見で工房を構えるガラス作家・みずのみささんと土岐市で作陶する藤居奈菜江さんの作品は、きめ細やかな手仕事による美しい器ばかりでした。(一部常設販売あり)

 

 

2日間限定で多治見・太平町のグランピングダイニング「Eight 8 Camp」のかき氷も出店。PRODUCTS STOREで販売されている器を使った、かき氷と器のコラボ企画で夏の涼を味わいました。

 

PRODUCTS STORE

【住所】多治見市田代町1-59

【営業時間】11:00~19:00

 

 

アンティークとドライフラワーの融合 三角屋

 

 

 

大正時代にカフェを営んでいたレトロな建物が印象的な「三角屋」。ヴィンテージの陶器やガラス製品を取り扱う本町オリベストリートの雑貨店です。

 

イベントに合わせて、アンバーガラスなどデッドストックのガラスがずらりと並ぶ店内。美濃焼をお得に購入できるイベント「美濃焼GO」も同時開催していたため、大賑わいでした。

 

 

店内奥にあるスペース・三角屋はなれでは、名古屋で活動するフラワーアーティスト・近藤萌さんによる企画展「真夜中に迷い込んで」が開催されていました。商家の蔵に眠っていた招き猫を食虫植物などのドライフラワーとともに飾り付けられた作品など、「夏なので、少し肝試しのような気持ちになって涼めるように」と、少しダークな世界観でアンティーク×ドライフラワーの美しさを表現されていました。

 

三角屋

【住所】多治見市本町6-10-1

【営業時間】12:00~17:00

 

 

夏らしく、アジアのおいしいを堪能 ハナタロウ商店

 

 

つくる人や現場を大切にして発信する生活雑貨の店「ハナタロウ商店」。夏季休業中(アポイント制)でしたが、イベント2日間は特別に営業。岐阜市のタイ料理店・ポーヤイによる、ゆで豚のハーブ和えのバインミーやスイカのシントー(ベトナムのスムージー)などを提供しました。

 

 

南国のフルーツがたくさん詰まった、見た目にも鮮やかなトロピカルフルーツポンチ。暑い国の冷たいおやつは体をすっきり冷やしてくれます。ハナタロウ商店に隣接するのが、来年春オープン予定の「かまや」です。今回はこちらも特別に開放されていて、スーパーボールすくいやフリーマーケットなど夏のお祭りを感じられる空間になっていました。

 

ハナタロウ商店

【住所】多治見市本町6-59-2

【営業時間】11:00~16:00(夏季アポイント制、詳しくはInstagram@hanataro_munyamunyaにて)

 

 

涼を感じるアンティークと冷たいおやつ IRISE antique

 

 

通りに面した古民家をリノベーションしたアンティークショップ「IRISE antique」。ガラスの器やフラワーベース、グラスが並び、入荷したてのインドのカットワークによるコットンファブリックも販売されていました。

 

 

国や年代にこだわらないアンティークや古道具が並ぶ店内。イベントに合わせた企画として、「mimosa」のテイクアウト用のデザートを販売。番茶ジュレとブルーベリーやアーモンドミルクのブランマンジェなど、おやつと器のお買い物が楽しめる時間となりました。

 

IRISE antique

【住所】多治見市本町6-61-1

【営業時間】11:00~17:00

 

 

多治見橋の向かいに移転オープン マルト水野陶器

 

 

 

今年6月に多治見駅前から、本町オリベストリートに移転した器の直営店「マルト水野陶器」。地元職人の器を中心に、伝統的手法の作品からモダンなデザインの器、粉引の土ものから洋食器など、さまざまな美濃焼が並びます。

 

この日は、イベント限定で夏にぴったりのガラスの器をお値引きして販売。店頭ではサンプル品などもお値打ち価格で購入できるので、本町オリベストリートの散策で立ち寄って掘り出し物を探してみては。

 

マルト水野陶器

【住所】多治見市本町5-2-1 1F

【営業時間】9:30~18:00

 

 

ガラスと土、釉薬で生まれる美しい作品 新町ビル

 

 

銀座商店街からすぐの「新町ビル」。リノベーションされた古いビルでは、1階から4階まで東濃地方のやきものや洋服など、独自の視点でセレクトされた商品が並んでいます。

 

今回のイベント期間では、岐阜県御嵩町のガラス工房「glass studio 三日月」のポップアップが開催。陶土をまとったグラスやガラスの表面に釉薬を焼き付けた花器など、表面の質感が表情を一つ一つ眺めたくなる作品が並んでいました。

 

 

イベント限定の冷たいスイーツは、「MIROKU COFFEE」の自家製アイスを「mimosa」のサブレで挟んだアイスサンド。こちらを目当てに足を運ぶ人もたくさん見られました。

 

新町ビル

【住所】多治見市新町1-2-

【営業時間】12:00~18:00

 

 

 

今回は「夏」を切り口として、「街のさまざまな店を知ってほしい」という思いが根底にある企画です。「イベントで初めて参加店を訪れた」という声を耳にでき、イベントを一つのきっかけとして多治見の店や人の個性に触れられたのではないでしょうか。

 

当日は、各所でかき氷のイラストが描かれたマップを持って歩く姿を見掛けました。毎年3月に開催されているイベント「パンと器と」よりもエリアを広げて開催し、約50カ所もの店舗にご参加いただけたため、イベント期間だけでは巡り切れなかったはず。各店舗では季節に合わせて器や食を提案し続けていますので、イベントマップを活用して多治見を巡ってみてはいかがでしょう。

 

Photo by Hiroki Takao

 

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