A2 web 公開編集会議! ~多治見で何を見て、何を取材する?~
「顔が見えるメディア」を目指す多治見市の総合情報マガジンA2 web。まちの皆さんの顔はもちろん、編集チームの人柄を伝えるのも一つのテーマとして掲げています。
温度のあるメディアに育てていくためにも、A2 web編集会議の番外編として座談会を開催。参加メンバーは、多治見DMOのまっつう、めぐみ、りさぼん、はなこ、ぱんちゃん。編集担当のささだが聞き手となって、取材のこぼれ話や2024年にやってみたいことなどを話しました。まずは2023年の振り返りから!
A2 web 編集スタッフは、About usのメンバーも参考に(こちら)
まちの取材のこぼれ話! 2023年、印象深い記事は?
―A2 webが立ち上がって、1年半以上が経過しました。印象的だった取材はありますか?
はなこ:モーニング記事の取材は、いつもドキドキします。自分で提案した企画ですが、初対面の人と朝ごはんを食べに行くのは心理的ハードルが高くて……。笑
りさ:人気のモーニング記事!
はなこ:お話を伺いながらモーニングを頂くのが難しいんですよ。パンを食べるとしゃべれないから相手がお話するタイミングを見極めつつ、同じペースで食べ進めるように気を配ったり。笑
―モーニング取材ならではの気遣いがあるんですね~。
はなこ:取材から縁がつながったり、今でも仲良くさせてもらっている方もいます。アトリエ「un plus」の小川さんはアクセサリーを見に行きましたし、バレエ教室Allonge Balletの横井さんは「多治見るこみち」で講座を開いてくださいました。
めぐみ:うれしいご縁ですよね。
◎はなこさんが立ち上げた人気の「モーニング」連載
―取材から新しい関係が生まれているんですね。連載記事「ちょっと一服」では、本町オリベストリートの皆さんに改めてお話聞くことも。
ぱん:私が本町オリベストリートの“御用聞き”として顔を売るために、いろんな所を回って直接話をしてきました。顔を見たら気軽にしゃべれる関係ができているからこそ書けると思って「ちょっと一服」の企画を提案しました。
―まちの皆さんが安心して話してくれている印象です。
ぱん:ありがたいです。日々、足で稼がせてもらっています!笑
めぐみ:実際、私たちも観光協会だから話を聞かせてもらえている側面も感じます。皆さんが知っている団体だからこそ安心してもらえているのかなって。
◎ぱんちゃんの連載企画 本町オリベの「ちょっと一服。」
めぐみ:どの取材も印象的ですが、パッと浮かんだのが笹田さんに同行した「こども食器 rakko」の取材です。インタビューさせてもらった長屋さん夫妻が「思いをしっかり聞いてもらえて、自分たちがしたかったことが再確認できた」と話していたのがすごく印象に残っていますね。A2 webの取材がそういう機会になったらいいなって。
―そういった言葉を頂けると取材をさせてもらってよかった~と思いますね。
めぐみ:とはいえ、取材対象者の本当に伝えたいことを引き出すのは簡単ではなくて、それを組み立てて文章にするむずかしさもあります。
一同:本当にむずかしい……!
◎めぐみさんが印象に残った取材
行ってみた企画!プリン特集? どうする、2024年のA2 web
りさ:私は地球村の取材が感動しました。スタッフさんと一緒に歩いて回って、こんなに子どもが遊べる場所があるんだとびっくりして。本格的に星を見られる望遠鏡があるのもすごい。
―2023年は、公園記事など子育て世代に向けた記事が人気でしたね!
りさ:私は子育て世代に「A2 webを見れば情報がまとまってるよね」と感じてもらいたいです。出掛ける時にA2 webを開いたり、イベントや公園情報も「このサイトがあるから助かる」ってママ友同士で話してもらえたら。
めぐみ:それはうれしいね。
りさ:実際、保育園の授業参観で「どうやって情報を集めていますか?」という話題でA2 webがあがった時があって、心の中で「よしよし……!」思っていました。笑 私の友人もたまたま公園記事を読んでいたこともありました。
―子育てに役立つ地域情報が必要だけど、忙しくて情報収集できない場合も。そういう方の助けになってほしいです。
ぱん:行政など公共性がある子育て情報は、地域の施設に行くと集まっているけど、それ以外のものは収集しにくい。手軽に検索できて、信頼のおける内容の地域情報は多くないんですよね。
まっつう:スポーツも同じ。多治見市内でもスポーツチームの募集はたくさんあるのに、練習施設に行かないと存在すら知らなかったりする。そういう情報も取材して、チームの人の言葉で届けられるといいですよね。
◎りさぼんの印象的だった取材
―では、今後A2 webをどんなメディアにしていきたいですか?
まっつう:もっといろんな人が情報発信できる媒体になってほしい。適当に記事が乱立するわけではなく、ガイドラインがあった上で、編集チームが執筆や文章校正のスキルを付けられたら、まちの中に書き手が増える。「私、今度A2 webで記事を書こうと思うんだ」みたいな感覚。チームメンバーの負担も減らしつつ、自由だけどクオリティ高い記事を保てるのが理想かな。
めぐみ:関わる人が増えるといいですよね。
まっつう:みんなでつくっていくメディアになるといいなぁ。
はなこ:私は、もっと20代に届いてほしい。食べ物やカフェの企画は王道だけど押さえておきたい。個人的な展望は「プリン特集」です。
―はなこさんの趣味「プリ活」ですね! 取材したいお店はあるんですか?
華子:あります!多治見市内だけでもオススメしたいお店は何軒もあるんです。プリ活は、書けます!!
めぐみ:私は、行政サービスの雰囲気が伝わりにくいものが多いと感じていて。福祉や不動産の講座、婚活など様々なジャンルのサービスを細かく実施していて、ためになることが聞ける機会が実は多いんですよね。
ぱん:広報たじみに載っていて面白そうと思うものもあるけれど。
はなこ:ボードゲーム婚活や親子料理教室もありますよね。
めぐみ:気になっても、ちょっと敷居が高い。だから面白そうな講座やサービスの「行ってみた記事」を書いていきたいですね。
―編集会議で広報を広げて、ネタ探しをしましょうか。「まちの皆さんの代わりに行ってきます!」みたいなモチベーションで。
めぐみ:いまは観光情報やお知らせが中心なので、新しい分野を取り上げたいです。
―以前から編集会議で話題に上がっていた『探偵!ナイトスクープ』のような、知りたい疑問が寄せられて取材する企画も始めたいですね。
めぐみ:まちの人から情報や知りたいことが寄せられるメディアになってほしい。
なぎさ:目安箱みたいなポストがあるといいな。イベントで置いてみたい。
まっつう:ラジオじゃないけれど、読んでくれている人から寄せられるもので成り立っていくのもいいですよね。
めぐみ:私の周りには、昼休みにA2 webを見るのが日課になっている方が増えてきました。ちゃんと記事を書いている人も見てくれていたり。
りさ:えー、うれしい!
―昼休みに読むメディアは理想的ですね。毎日記事が更新されていたり、頻繁に情報があがっているので日課としてサイトを開いてもらえたらうれしいです。
まっつう:A2 webは、とにかく楽しくやりたいですね。書いている人の顔が見えて人柄が伝わるから、みんなもっと自分の好きなことを発信してもいい。プリン記事も面白いと思う。それで多治見のプリンファンが増えるかもしれないし。
なぎさ:もしプリン記事が軌道に乗ったら、喫茶わにでオリジナルの「はなこのプリン」を作ってもらったり?
―取材した皆さんにアドバイスをもらって、商品開発編が始まるとか……?
めぐみ:すごくいい!
なぎさ:1カ月限定で販売とかね。プリンの器もやきもので作ってもらって。
はなこ:話が壮大になってきた……!笑
A2 web 編集チーム 2024年の豊富
A2 web magazineがスタートして1年8カ月ほど。平日はほぼ毎日更新し、500ほどのまちなか情報をお届けしてきました。ウェブマガジンを運営する中で、多くの出会いがあります。思わぬつながりも生まれたりして。これまで、ただの「場所」だったところが、人の顔がそれぞれ浮かぶようになったのは、とてもしあわせなことだと感じています。
毎月和気あいあいと行う編集会議では、今月はこの記事がよく読まれた、こんな反響があったなど振り返りのほか、こんなお店がオープンするらしい、〇〇さんがこういうこと始めるらしい……などなど、まちの情報が飛び交います。最近は「この情報をA2に掲載してほしい!」という情報提供も増えてきました。
今年はこれまで以上に、市民の皆さまや多治見に興味をもってくださる方々の「知りたい!」に応えられるページになればうれしいです。私は特に、意外と知らない多治見の風習の話や、文化やスポーツ分野、そして行政サービスについても引き続き取り上げていきたいと思います。
昨年はA2webを通して多治見にはこんな素敵な場所があり、面白い人がいて、楽しいイベントがあるんだと実感しました。そんな情報を見逃さないように、まずは自分自身の身の回りの整理しアンテナを張れるようにしたい。ということで、今年の抱負は「物と気持ちの断捨離」です。身辺と心を整え面白い情報をキャッチできる「余裕」をもつ1年にしていきたいです。
「エレガントな大人の女性になる」
実はひっそりと2023年の個人的なテーマとしていた「エレガント」。大人っぽい服を選ぶようにしたり、汚い言葉を使わないように意識したりするも、なかなか1年では達成されず……今後も継続していこうと決めました。今年25歳になり、言動や行動、服装など、より大人へとシフトしていく時期。普段の生活から、自分の個性を大事にしつつも品よく落ち着いた大人になっていけたらと思います。
「我が道を行く」
意見を言うことは勇気がいります。自己中とか悪いイメージを持たれることが多い「我が道を行く」という言葉ですが、「自分の決断に自信を持つ」という意味で選びました。
この1年は自分の意見や意思をもって行動するぞ〜。取材時も思いきって(なぜこの人に話を聞くのか、読者さんに何を伝えたいのか)の気持ちを忘れず、聞きたいなと思う質問をしていきたい。面白いと思ったら思い切り笑って、気になることがあれば追求して、毎日を楽しみたいです。
今年の抱負は「持久力を上げる」です。昨年は息切れになってしまうことが多かったので、今年はペース配分を考えて走り切ることを目標にします!
「まちと人と、コミュニケーション」
A2 webを通じて、コミュニケーションを生み出したいです。『探偵!ナイトスクープ』のような、ずっと気になっていたアレ、驚きの一芸を持つ子どもなど……身近にある「知りたい」「面白い」が寄せられるメディアに!これは、多治見のまちづくりを担うたじみDMOが運営している媒体だからできること。皆さんと一緒に、もっと多治見のことを知って掘り下げて、もっともっと面白がっていきたいです。
今回お邪魔したのは、白山町の「四季旬肴 かみや」
今回の編集会議 番外編でお邪魔したのは、国道19号線沿いの「四季旬肴 かみや」。メニューが豊富で、どれを食べてもボリューム満点!おいしいお料理のおかげで座談会が一段と盛り上がりました。2024年も、A2 webをよろしくお願いいたします。
【住所】多治見市白山町3-112
【営業時間】17:30~23:00
【定休日】水曜日・第1・3木曜日
【電話】0572-23-9540